書籍
今日の本は太田紫織さんの「あしたはれたら死のう」。 (リンク先は Amazon のアフィリエイトになっています) ミステリーっぽいけど、青春小説? ファンタジーのような感じもしますが、インパクトのあるタイトルはストーリーの中に出てきます。 読んでみて最初…
今日は一冊読んだので雑記にしよう、と思ったのですが、先日この本を読み終えているので紹介しておきます。 現役東大生が教える 超コスパ勉強法佐々木京聖 著彩図社ISBN: 978-4801304116 画像リンクが使えないので雰囲気出ませんね。使えたところで誰も買っ…
今日紹介する本は、大ピンチずかん。 図書館で借りたのです。予約したのは2月なのですが、やっと順番が回ってきました。 牛乳をこぼしたシーンがTVのCMで有名ですが、出てくるピンチはリアルなものなので、かなり共感できます。あるあるです。何書いてもネタ…
今日の本は「ストレスと適応障害」です。 本の内容はタイトル通りなのですが、自分で判定するための Yes/No で回答する質問がいくつかあって自分で危険度を判断できたり、 有名人の分析事例たくさん出てくるのが面白いです。登場人物を紹介しますと、例えば…
今日の本は「早慶MARCH大激変 「大学序列」の最前線」。書評は久しぶりですが、今回は大した評はありません。 2016年版があるそうですが、そちらは読んでいません。このため、激変といわれてもどう変化したのか微妙なのですが、少なくとも新型コロナの流行時…
今日の本は「東大理III スピード読書術」。 速読の本です。速読といえば、どうやって文字列を高速処理していくか、単語ごとに認識したり、フレーズや行ごとに読むにはどうするか、のような話になるのが普通ですが、この本はそうじゃなくて要点だけ読む、とい…
今日の本は、森永卓郎さんの「相続地獄」。 森永さんが実際に経験した相続を中心に書かれているのですが、正直に感想を言うなら、これ自業自得だよね…的なエピソードが多いのが面白いです。森永さんはミニカーなどのコレクターとしても有名で、それの話もか…
今日紹介する本は「脳のなかの幽霊、ふたたび」。 この本、「脳のなかの幽霊」の続編なのですが、「脳のなかの幽霊」をまだ紹介していなかったような気が。雑記の中でちょっとだけ紹介していますが、「ふたたび」を先に紹介しちゃいます。 内容は、ざっくり…
今日の本は「名僧のことばでわかる仏教入門」。 有名な僧侶が時代順に簡単に紹介されているので、受験生の方には軽い歴史勉強になると思います。カラーページもあって仏像なども出てきます。最近テレビのCMに出てくる空也の像も出てきます。 エピソードもい…
今日の本は「なぜアマゾンは1円で本が売れるのか」。 ちなみに、↑のアイコンをクリックすると、実際に中古本が1円から販売されていることが分かるはずです。 キャッチーなタイトルが付いていますが、中身は Amazon の話だけではなく、インターネットをメイン…
今日の本は「記憶の果ての旅」。 ファンタジーということになっていますが、最近だとファンタジーというのは剣と魔法の物語的なイメージが強い…と勝手に思っているので、個人的にはこれはファンタジーというよりメルヘンです。何が違うのと言われても分かり…
今日の本はちょっと前に少しだけ紹介しました「京都の路地裏」。 京都の神社や寺、名店、飲食店などを紹介している本です。出てくるかなと思った飲食店が2件ほど出てこなかったのはちょっと残念ですが。 そもそも路地とは何ぞや、というと、 一般には細道で…
今日の本はジークリート・ラウベさんの「庭師の娘」。 ジャンルは青春小説でしょうか。1768年2月から12月までの様子が描かれています。11月だけないのが何となく気になりますが。 主人公は庭師になりたいと思っているマリー。親はマリーを修道院に入れて看護…
今日の本はウィンストン・グレアムさんの「罪の壁」。 壁というのは例えばベルリンの壁とかを脳裏でイメージさせたいのかもしれません。 第二次世界大戦を背景にした作品ですが、話自体は戦争ものではなくて、割と普通のミステリーというか、サスペンス。ど…
今日紹介する本は「あ゛-教科書が教えない日本語」。 ざっくりいうと、日本語に対して、発音と国語教育に注目して考察した本です。 まず発音に関しては、こんなオドロキの指摘があります。 「藤原不比等(六五九~七二〇)」は、「プディパラのプペティォ」と…
今日の本は「マイ・アントニーア」。 先日紹介した「エコー・メイカー」の登場人物が読んでいた本です。私は読んだことがなかったので、何となく読んでみました。なるほど、といった感じです。 ざっくり紹介すると、アメリカに移住した移民の話です。原作が…
今日の本はSFで、フレドリック・ブラウンさんの「73光年の妖怪」。 地球から73光年離れた星から謎の生命体がやってきていろんな動物に憑依していく。精神支配? 系のSFです。先日紹介した萩尾望都さんの本に出てきたのですが、読んでなかったので図書館で借り…
今日の本は、萩尾望都さんの「紡ぎつづけるマンガの世界 ~女子美での講義より」。 モー様こと萩尾望都さんは女子美術大学の客員教授になっているそうです。その講義の対談集です。お相手は宇宙飛行士の山崎直子さん、美術評論家の中野京子さん、シンガーソン…
今日の本は「勉強できる子は○○がすごい」。つづくと前回書いて放置してしまったので、書きかけ原稿からネタを引っ張り出して書いています。 この本には、知恵袋でFAQになっている諸問題に使えそうなネタが結構出てくるので、いくつか紹介してみます。 まず、…
今日の本は、リチャードパワーズさんの「エコー・メイカー」 結構長いです。ラノベを10冊読んだ感じです。基本的には事故で脳を損傷したマークと、その姉のカリンのストーリー。 弟さんの病態はカプグラ症候群と呼ばれるものです。 (p.85) これはどのような…
今日の本は「前を向く力を取り戻す「折れない心」をつくるたった1つの習慣」。 心が折れそうな時に、どのように考えると頑張れるのか、乗り越えることができるか、ということへのヒントが書かれています。タイトルには「たった1つの習慣」と書いてありますが…
今日の本は「独学の教室」。 複数の著者によるエッセイ集の形式の本で、 雑誌『kotoba』二〇二二年冬号(集英社)の特集「独学の愉しみ」を新書にまとめたものです。 (p.3) とのことです。 インタビュー形式のものを含めて、 読書猿さん、吉田武さん、ウスビ・…
今日の本は、隈研吾さんの「自然な建築」。 最初に読み始めた時に、文章がとても読みやすいことに気付きました。文章の設計の妙というのでしょうか、あるいはバランス感覚なのかもしれません。 隈さんといえば国立競技場が有名です。独特な外観も凄いですが…
今日の本は「言語・思考・現実」。B.L.ウォーフさんの死後、J.B.キャロルさんが編集して出版したものです。 言語が思考に影響を与えるということを説いています。 アメリカ・インディアンのホーピ語などの特徴的な言語を、英語などのSAE (standard average E…
今日は礼記の下巻から面白いと思ったところをいくつか紹介します。 子云、善則稱人、過則稱己、則民不爭。 (p.795、坊記第三十) 善いことは他の人がしたと賞賛し、失敗は自分の責任にすれば、世の中の争いはなくなるよ、というような話です。この後、このパ…
今日の本は、今井むつみさんの「ことばと思考」です。 言葉、言語によって思考は変わるのか、という話です。 ことばというのは、世界をカテゴリーに分ける。 (p.3) 「分かる」という言葉には「分」という字が出てきます。分けることができれば分かったことに…
今日の本は「アフターコロナの生存戦略」。著者は元マイクロソフト社長の成毛眞さんです。 ざっと読んでみて思ったのが、読みやすいということ。でもなかなか書いてあることを実践するのは難しそう。 ところで、 よくいわれるように、なんでもいいから3000時…
今日は礼記の雑記から紹介します。礼記の中には雑記という巻があるのです。 君子有三患。未之聞、患弗得聞也。既聞之、患弗得學也。既學之。患弗能行也。 (p.649、雜記下第二十一) 患は「憂い」と解訳されています。3つの患というのは、 何か知らなかったと…
今日も礼記の中巻から紹介します。今日紹介するのは樂記第十九です。 天地之道、寒暑不時則疾、風雨不節則饑。教者民之寒暑也。教不時則傷世。事者民之風雨也。事不節則無功。 (pp.571-572、樂記第十九) 天地(自然)の理として、寒暑が時期に合わないと病気が…
今日は礼記の中巻の続きです。 學者有四失,教者必知之。人之學也,或失則多,或失則寡,或失則易,或失則止。 (p.550、學記第十八) 或失則多は「或失於多」の誤り、という注釈があります。 学ぶにあたって4つの誤りがあるので気を付けろという話ですが、そ…