2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧
今日はもう読む本もないので雑記にしてしまおうか、と思ったのですが、今日書けば今月も終わりなので、一冊紹介しておきましょう。選んだのは「東大ドクターが教える集中術」。 どうすれば集中できますか、というのが Yahoo!知恵袋でも FAQ です。私はどちら…
今日は体調が悪い【危】ので、昔読んだ川原由美子さんの「観用少女」(Plants Doll) を紹介します。この本、昨年の雑記で一度ネタにしているのですが、川原由美子さんのコミックの中では割と好きな作品です。 観用少女というのは、少女のような外見なのですが…
今日は菜根譚から「天地いっぱいに生きる」。ざっくり言えば、気持ちの問題という話。 延促由於一念、寛窄係之寸心。故、機間者、一日遥於千古、意広者、斗室寛若両閒。 (p.288) 最初の対は、「延促」が時間の長短。「寛窄」は空間の広さ、狭さ。「一念」「…
最近は勉強法の本がわんさかありますが、今日紹介するのは少し前の本で、「弁護士が書いた究極の勉強法」です。 書いてあることは正統派で、他の勉強法の本に出てくる内容とだいたい同じです。全体は28の項目に分かれていて、その中には「4 音読のススメ」は…
今日は菜根譚から、「真実の楽しみ、真実の憂い」。 人知名位為楽、不知無名無位之楽為最真。 人知饑寒為憂、不知不饑不寒之憂為更甚。 (p.103) 「楽」は楽しむということだが、解釈がなかなか難しい。満足するとか、ゴールとするに値するというか、そのよう…
今日はジョージ秋山さんの「銭ゲバ」を紹介します。週刊少年サンデーに 1970年~1971年、連載されました。当時社会問題となっていた公害が途中出てきます。 銭ゲバといえば、この名セリフが伝説になっています。 ……でも 先生…… 世の中には ………… 五円の お金…
私のブログの文章も冗談抜きでヒドいものだという事実は揺るぎないだろうが、今日読んだのは中村明さんの「悪文」。 これは有名な本だから、読んだ人も多いのではないかと勝手に思っているのだが、私はあまり本気で読んでなかった。軽く読んだ程度でざっくり…
今日は辻村深月さんの「ぼくのメジャースプーン」。ジャンルはミステリーなんですかね。最後のアッと言わせるクライマックス、この展開は全然気づきませんでした。 おもな登場人物は、主人公のぼく。とある能力を持っています。そして、幼なじみのふみちゃん…
今日は菜根譚から、「恩恵の真実の価値」。 千金難結一時之歓、一飯竟致終身之感。 蓋愛重反為仇、薄極翻成喜也。 (p.155) 特定の人に30万円給付よりも、全員10万円給付の方が有難い、というような話とはちょっと違うのだが、多ければいいというものではない…
今日は菜根譚から、「腰を落ち着けて成就をはかる」。今後もこのシリーズが続きそうな雰囲気なので、「菜根譚」というカテゴリーを追加した。 磨礪当如百煉之金、急就者非邃養。 施為宜似千鈞之弩、軽発者無宏功。 菜根譚について書いたブログは結構あるのだ…
今日は Android Studio を update したら AVD (Android Virtual Device) が起動しなくなってしまい、いろいろ格闘して起動するようにしたので、その時にちょっと読んだというか、確認のために使ったみたいな本を紹介します。 入門書です。初めて Android の…
今日は菜根譚から、「人生の禍福は自心の所産」を紹介する。 人生福境禍区、皆念想造成。故釈氏云、利欲熾然、即是火坑、貪愛沈溺、便為苦海。一念清浄、烈焔成池、一念警覚、船登彼岸。念頭稍異、境界頓殊。可不慎哉。 (p.390) 受験掲示板のFAQに、○○大学に…
今日は2冊本が届いたのだが、まだ殆ど読んでいないので後日ということで、今日も菜根譚から一つ紹介する。題には「信ずる者と疑う者の違い」とあるが、そこに違いがあることは、言われなくても分かりそうなものだ。どういうことなのか。 信人者、人未必尽誠…
今日はちょっと寝ていたりしたので本を読んでないということで、菜根譚から一つ紹介する。「真実の楽しみ」だ。 世人以心肯処為楽、却被楽心引在苦処。達士以心払処為楽、終為苦心換得楽来。 (p.244) 今までと同様の構造にはめ込まれた均整のとれた美しい表…
今日も菜根譚から紹介する。実は今日紹介したいものは他にあったのだが、それがどれなのか分からなくなってしまったので再度選択し直したという、無様な状況なのであるが、それはそうとして。 欹器以満覆、撲満以空全。故君子、寧居無不居有、寧処欠不処完。…
書店が閉店になってしまったし、図書館も完全閉鎖だし、なかなか本を仕入れることが難しくなってきた。kindle があるじゃないか、という天の声が聞こえてきたような気がしたが無視するとして、これでは紹介する本も尽きるという気がしつつ、最近毎日ちょろち…
新型コロナウイルスは依然として流行中、ということで今日は「アウトブレイク」を読み直してみました。 作者はロビン・クックさん。パタリロ…いや、何でもありません。ストーリーは1976年の回顧譚から始まります。 百十四人の村民と共に、病院職員十七人のう…
今日紹介するのは、「落日の日本艦隊」。 著者は重本俊一さん。ミッドウェー海戦の大敗北を実際に艦船に乗って戦っていて、描写はリアルだ。さらに考察をいろいろ重ねている。 わが軍に惨敗の苦渋を飲ませた米軍の背後に潜在する不気味な戦力は、一体、何て…
今日は本当に本を読んでいないです。いや、言志四録はちょろっと読んだのですが、この本、紹介するのが何か面倒なんですよね。まず旧字体の漢字が変換できないのでそこで挫折します。 今日はもはやいつgetしたか覚えていないこの本を。 例文集みたいな本です…
今日は昼寝したら本気で寝てしまいました。その後アニメを見ていたから本は読んでない…いや、朝は「言志四録」とか読んでましたが、この本はなかなか進みません。こういう本を読んでいると、私はなぜ毎日本を読むのだろう、という疑問に気付いてしまいますね…
今日も何か忙しくて、本を読む暇がだんだんなくなってきました。とりあえず紹介してみるのが「学歴分断社会」です。 ざっくりまとめると、今の日本が大卒と非大卒のところの境界線で分断されている、という説です。 意欲があり将来に希望がもてる若者たちと…
今日はやっと読破した「贅沢貧乏」からいくつか紹介します。今回で完結【謎】です。 文庫本最後の方の作品は、何となくエッセイっぽい内容なのですが、実は巻末の小島千加子さんによる解説、「言葉の〈永遠〉の美」に出てくるように、 茉莉の当たりの中にあ…
今日は何故か読み直してしまったので、「百億の昼と千億の夜」です。名作です。何で昼と夜の数が違うのでしょう。 ちなみに百億日は約 27,378,508 年、3千万年弱ってところで、千億日だと3憶年弱ということになります。ストーリーは今更なので紹介しませんが…
今日は柳田国男さんの「妖怪談義」。約30の短編が入った、妖怪紹介本です。ジャンルとしては民俗学ですね。 妖怪が民族学の対象なのかというのはよくわかりませんが、妖怪が各土地に密接に関わっていることは確かで、さらに文化にも影響を与えています。「か…
今日は風邪で寝ていたので本は読んでないのですが、数日前に読んでいたマンガ「老荘の思想」を紹介します。 老荘というのは老子・荘子。雰囲気としては禅に似ています。「車大工」は古人の糟粕です。欄外注に、 真の認識は言葉では表現できない。したがって…
今日は朝からドタバタしていて、本を読む暇もなかったですけど、先日図書館から借りてきたポオの文庫本に入っている作品を2つ紹介してみようと思います。 ちなみに、この本には「黄金虫」と「アッシャー家の崩壊」という超メジャーな作品も入っていますが、…
どこまで行ったっけ、という感じの「贅沢貧乏」ですが、今日は収録作「文壇紳士たちと魔利」から紹介します。 この短編は、 34.1度の部屋の中で (p.211) という出だしから始まりますが、今だとこの気温はそれほど暑いって感じではなさそう。当時はエアコンは…
今日も先日に続いてテレワークで書類整理【謎】だったので、一冊読んでみました。ていうかコレ何のテレワーク。今日は「孔子の思想」です。 孔子といえばドナドナで有名ですが【違】、先日紹介したマンガと同じ系列です。ただし、今回の方が、漫画が理解の助…
今日は先日ちらっと話題に出した、ポオ作「赤死病の仮面」(The Masque of the Red Death)です。岩波文庫の「黄金虫・アッシャー家の崩壊 他九篇」に収録されています。 「赤死病」というのは、黒死病(ペスト)から想像した架空の病気とのこと。 疫病の感染、…
今日も朝からテレワークで書類整理【謎】なのですが、ちょっと疲れた時に一冊読んでみました。 マンガといっても、挿絵付きで有名なところをちらほら紹介している感じで、マンガ的に面白い絵柄でもありません。漢文が全く出てこないので、本格的にやりたい人…