2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧
今日は森茉莉さんの「贅沢貧乏」から、「気違いマリア」。何故かこんな簡単な単語の変換に苦労しましたよ。ここまで読んでみて、森茉莉さんが普通の感性ではないというのはよく理解したつもりですが、マリアは、 ここのところは永井荷風の気ちがいが遺伝して…
あれ? 1日飛んでいる。夜中に徘徊しているのか? というわけではないと思いますけど、香川県でヘンな条例ができたらしいので、今日は「東大式スマホ勉強術」を紹介します。 ちなみに個人的には、レベルの低い高校の生徒は勉強中にLINEを使って雑談している、…
今日あたりはエドガー・アラン・ポーの「赤死病の仮面」でも読みたい気分ですが、選んだのは全然違って、シェイクスピアの「リア王」です。 有名な作品なので紹介するまでもないかもしれませんが、要約すると、リア王と娘達が死ぬ話です。シェイクスピアの作…
今日も「贅沢貧乏」を紹介していきます。贅沢貧乏といえば、私は昔からティッシュはクリネックスと決めています。他のティッシュに比べるとちょっと高めの価格設定なのですが、これが密かな贅沢なのです。ところが最近のコロナ騒ぎで店頭から消えてしまった…
れんげ荘物語で、主人公のキョウコが読んでいた、森茉莉さんの「贅沢貧乏」を読んでみました。これは恐ろしい本です。ラノベはサクサク読める私が、1ページ読むのに1分かかってしまうのです。確かにこれなら一日中ヒマな人にはもってこいですが、なかなか進…
今日は本といえば本なのですが、大学受験用の単語帳、「鉄壁」です。 この本は、東大王でも紹介されて、その直後は急激に売れたそうですが、その改訂版が3月に出たばかりなので、以前と何が変わっているのかチラ見してみると、 34 specify (他)~を(具体的に…
今日はマンガの特集本で、「くらもちふさこ デビュー45周年記念 ときめきの最前線」。 昔はこの種の本としては「ぱふ」が有名でしたが、その種の本は絶滅したのでしょうか。ユリイカがたまに漫画家の特集をしていることがあるようですが、今回の本は、たまた…
今日はれんげ荘シリーズの第四弾、「散歩するネコ」です。今回は文庫本ではなく単行本。 前回倒れたキョウコの母は記憶喪失になっています。ただ、キョウコとしては、ケンカせずに済むので、それがかえって都合がいいようです。キョウコの母の性格を、キョウ…
今日は「幸腹な百貨店 デパ地下おにぎり騒動」。シリーズ2作目。 誠に勝手ながら、十一月末日をもって営業を終了させていただきました。 (p.7) いきなりこんな張り紙で始まるから百貨店が潰れたのかと思いましたが、これは別の店の話。肉豆腐が美味い店です…
今日は紀伊國屋書店では心理学コーナーに置いてあった本で、「10代のための疲れた心がラクになる本」。高校生がターゲットで、とても読みやすいです。 個人的には、ストレスフルなプログラマーにオススメではないかと。 ストレスは、ほどほどにはあったほう…
あはは、もうネタがない。雑記しかないか。と思いきや、このマンガ出ていたので買ってしまいました。 この巻で完結です。個人的にはこのオチは期待外れですが。#48 に出てくるクリームソーダ、今時ああいうクリームソーダを出してくれる店はあるのでしょうか…
図書館に本を借りに行ったら、今はカウンターしか開いてなくて、アニメに出てくる裏世界のカウンターみたいになっていました。ラウンジの照明とか落としているので雰囲気も最高です。そろそろネタがなくなってきたけど、今日は「幸腹な百貨店」。シリーズ3作…
今日は、れんげ荘シリーズの3作目。「ネコと昼寝」。 猫が出てきますけど、大したことはないです。キョウコは相変わらずぼーっと生きています。平和そのものですが、自分から隠者になったようなものですから、 しかし他人は、中年女が赤い口紅をつけていよう…
今日は階段島シリーズから第4弾、「凶器は壊れた黒の叫び」。 例によって基本、ストーリーは端折って気になった台詞とかだけ。まず、安達と七草の会話の中で、七草がこのようなことを考えます。 嫌いな理由ならいくつでも並べられるけど、好きな理由を言葉に…
今日は階段島シリーズから「汚れた赤を恋と呼ぶんだ」。今回はこっちの世界の話です。つまり、階段島に捨てられた人格ではなく、捨てた方の人格のストーリーです。 どこが恋なのかよくわからない話なのですが、気にしません。民俗学の話題が出てくるのですが…
今日は「幸腹な百貨店 催事場で蕎麦屋呑み」、幸腹な百貨店シリーズの3作目です。実は1、2作目はまだ読んでいません。 デパートの売上が落ちてきているので復活させろ、というのがミッション。デパート社員のバトルです。最初の方に出てくるこの独白とか、 …
今日は芦原すなおさんの「私家版 青春デンデケデケデケ」。この作品は第105回直木賞を受賞しているのですが、このときに発表したのは最初に書いた内容を原稿用紙400枚にカットしたもので、私家版というのは、カット前のバージョンだそうです。 主人公の名前…
今日は新書で、「子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!―脳を鍛える10の方法」。 幼児教育という言葉もあるが、この本は教育というよりも、脳の性能という意味での「才能」をupするにはどうすればいいか、といったテーマに即した本。具体的に何をすればいい…
今日は昨日紹介した小説の続編、「その白さえ嘘だとしても」。階段島シリーズの第二弾です。登場人物は継承しています。メインは七草と真辺。今回はクリスマスパーティ直前のアタフタが舞台です。 今回もストーリーに関係ないネタを拾って紹介してみます。ま…
今日は「いなくなれ、群青」。階段島シリーズ。ある日突然、知らない場所にいる、みたいな話です。ここはどこ。 主人公は七草。早朝に散歩していると、真辺由宇という、昔馴染みの少女に出会います。この二人の行動で話が進んでいくのですが、今回はストーリ…
今日は芦原すなおさんの「月夜晩に火事がいて」。ミステリーです。かなりドロドロしています。 主人公の探偵は、山浦歩。先日紹介した「猫とアリス」に出てくる「ふーちゃん」ですが、本作では(でも?)かなりマヌケな感じで、そもそも現地に行くときに新幹線…
今日は「ロード・ジム」の下巻。ロード・ジムという表現も出てくる。 『みんなは、トアン・ジムと呼んでおりますよ』と、コルネリウスは軽蔑を顔に表して言った。『さしずめ、ロード・ジムといったところですな』(p.213) コルネリウスと話をしているのはブラ…
今日は「SEのフシギな生態」、SEあるあるの本です。2005年発行、と少し古いので、今読めば懐かし話的な楽しみ方もできます。 まずは、メールの送信先間違い。 「またバカが何か言ってきたからさ、下のような仕様に変えてちょうだいな」 (p.59) というメール…
今日読んだのは「最後の医者は桜を見上げて君を想う」。 3つの話か入っていて、3人が死んでしまいます。 人はいつか必ず死ぬ。その致死率は百パーセントなのだ。(p.226) 舞台は病院で、同じ医師が出てきます。最初は「とある会社員の死」、次は「とある大学…
今日紹介するのは「学びの羅針盤」、LAに関する話題を紹介した本です。 LA というのは、Learning Analytics ラーニングアナリティクス、学習分析のことです。 教育や学習に関わるデータを集めて分析し、教育や学習に役立てようという研究分野 (p.4) ビッグデ…
今日は猛烈に調子が悪い。かかったかな、と思ったらコンタックだっけ。それはどうでもよくて、流石に書評どころではないような気がするが、先日読んだ何だっけ、アレに出てきた本で「ロード・ジム」を読んでいるので、上巻から紹介してみる。 あらすじ。ジム…
今日は予定が狂ったので急遽「謎の殺し屋」を。少し前に読んだのですが、いまいち気に入らなかったので保留してあった一冊です。そんなの紹介するなと言われそうですが、そりゃそうだ(笑)。タイトル副題が「蔦屋重三郎事件帖(二)」となっていますが、一はま…
今日は「桜大の不思議の森」。ジャンルは何でしょうね、民話的なネタが出てきます。メルヘンかも。最近、私は毎日お地蔵さんに挨拶をしてから出かけています。土地神様なのです。 桜大で「おうた」と読みます。 桜大は、今年中学へ上がったばかりの十三歳。 …
今日は鈴木英治さんの「闇の剣」。時代物です。 主人公は勘兵衛。剣の腕は悪くはないのですが、真剣勝負になると身が竦んで手が出ないタイプ。それがいきなり闇夜に闇討ちです。一撃はかわしたものの、次の一撃が防げません。が、 地面に叩きつけられて燃え…
今日はグレース・エリオットさんの「グレースと公爵」。 この本は、オルレアン公の元愛人だったグレース・エリオットという実在した人物による手記である。 一月二十一日月曜日の朝、わたしは陛下を救うためパリ市民が大挙して立ち上がったという知らせがい…