Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

成功と失敗の脳科学

今日紹介するのはムックというのかな、別冊日経サイエンスの中の一冊です。 脳科学に関するいろんなテーマが出てきますが、欄外コラムの「それって本当? 脳にまつわる5つの神話」が意外と面白い。 神話① 人間は脳の10%しか使っていない 神話② “左脳タイプ”と…

雑記

今日は、先日紹介した、茂木さんの「膨大な仕事を一瞬でさばく 瞬間集中脳」を買いに行ったのですが、一瞬どころか、かなり時間をかけて探したのですが、結局見つかりませんでした。挫折しました。 Amazon は自分で購入するのは禁止なんですよね? 某カメラで…

五匹の子豚

今日もアガサ・クリスティです。「五匹の子豚」というのは、5人の容疑者を指しています。 タイトルの元ネタはマザーグースです。 一、この豚さんは市場行き、 二、この豚さんはおるす番、 三、この豚さんは肉を一切れもらい、 四、この豚さんはなんにもない…

猫だましい

猫だまし、という言葉があります。相撲の技もありますが。この本は「猫だましい」、猫と魂の本です。 なぜ猫なのかという理由は最初の章「猫をかたる」に出てきます。頁数は単行本の方です。 たましいなどというのはあるのかなのかさっぱりわからないのだが…

雑記

今日も忙しかった、ていうか今も忙しいので本どころではないのだけど、そうそう、昨日紹介した本は読み終わりました。ちなみに気になっているけどまだ買えてないのが、この本。 たかみなさんのラジオで紹介されていた、ていうか茂木さんご本人が紹介していた…

雑記

今日発売の週刊モーニング、2017年 11/9 号にパタリロが掲載されています。少女ギャグ漫画として最長連載記録らしいです。まだ連載してるとか。 これは少女マンガなのか、というところで若干疑問がないこともないですが。少女漫画と少年漫画の境界線ってどこ…

雑記

なかなか忙しくて本を読む暇がない。といいつつ暇なときに読んでいるのがこの本。 「名探偵・森江春策」、推理小説です。5つの短編が入っていますが、4つまで読みました。割と軽い感じで読めます。文体がレトロなのが面白いです。

雑記

Yahoo!知恵袋に、「27日到着分まで、と書かれている場合は26日までに届かないといけないのか」という趣旨の質問があった。 一瞬、何が分からないのか分からなかった。まさかとは思うが「27日までに到着」と書いてあれば、「26日までに届かないといけないのか…

指の骨

太平洋戦争の日本兵の話です。 舞台はパプアニューギニア。戦闘シーンよりも、野戦病院のシーンが延々と続きます。 「熱病患者は安静が一番だと思っていたが、安静と何もしないことは違うのかもしれんね」 (p.63) 病院といっても、薬どころか食べるものも満…

自警録 (2)

自警録の続きです。そもそも自警というタイトルが付いた本なので、教訓話がたくさん出てくるのですが、例えばこれ。 四、五年前、ある青年が僕を訪ね来て、自分は非常に窮境に陥り衣服にも窮している、どうか助力を乞いたいと訴えたが、彼がその窮境に陥った…

雑記

今日は久々に酒を結構飲んできたのでヘロヘロです。書ける状態ではないが、書かないと連投記録が途切れるので書きます。 書きたいのは本気の話。Yahoo!知恵袋の大学受験カテゴリで、死ぬ気で勉強するとか本気出すとか綺麗事を並べる質問者は後を絶たないし、…

新版 女興行師 吉本せい ──浪花演藝史譚

ドラマ「わろてんか」の吉本せいさんの生涯です。あとがきには1987年という年号が出てきます。私が読んだのはちくま文庫から新版として出たもので、2017年9月10日初版となっていて、ちくま文庫本版あとがきが追加されています。 吉本せいさんは、言うまでも…

極大射程

この本、Amazon で検索しても下巻しか出てこないんですよね、新潮文庫。扶桑社は上下見つかったのでリンクしておきますが、翻訳が違うようですね。 ボブ・リー・スワガーという、ゴルゴ13のようなスナイパーが主人公。罠にハメられて大統領暗殺を企んだ犯人…

五重塔

古典的な名作、幸田露伴作、五重塔です。大工の「のっそり十兵衛」が塔を建てる話。 十兵衛は「のっそり」ではありますが腕は確かです。それだけでなく信念を持ってる。職人魂です。五重塔を建てるにあたり、親方とどちらが建てるかモメたとき、親方は二人で…

雑記

5月10日に紹介した、「ぼくは麻理のなか」がドラマになりました、10月16日からフジテレビで深夜に放送されています。今なら FOD で初回放送を観ることができます。 もちろん地上波であの話をそのまま放送できるわけがないので、実際、初回放送では原作に出て…

自警録

面白いので昨日の続きで書いてしまいます。新渡戸稲造さんの「自警録」です。「心のもちかた」という副題が付いていますが、人間はどう生きるべきかという啓蒙書です。 一度は読んでおくべき一冊かもしれません。といいつつ私はこの歳【謎】になるまで読んだ…

雑記

今日は「自警録」を少し読んでみた。いろいろ面白い例が出てくるから面白い。 「ロシア人は死するも活くるも神の力により、働くも働かぬも神のためなりと、こう考えていたらしい。ゆえに卑怯者もたくさんあったが、何ごとなりとも目例を受くると、人が居ろう…

雑記

話の中にやたら英語とか入れて喋る人、いるじゃないですか。誰とはいいませんが、最近読んだ本に、こういうことが書いてあった。 少し気をつけて御覧なさい、やたらに漢語や英語を使いたがる人にかぎって、無学で、そしてみえ坊です。(文章の話、里見弴、岩…

雑記

勉強法で、寝る前に暗記するのがいいというのは本当か、という話があって、これは脳科学的には本当である。ていうか、寝ているときに記憶が定着することは分かっているので、寝る前に暗記したら忘れないうちに定着するという仕組みなのだが、これを逆手にと…

坊っちゃん

夏目漱石の「坊っちゃん」には、中学校の生徒と師範学校の生徒による大乱闘シーンがある。つまり喧嘩だ。昔は番長というコミックのカテゴリがあって、学校同士が喧嘩で上下を決めるという不文律があったらしいが、現実にそんな世界があったかどうかは定かで…

雑記

2日前だったと思うが、テレビのクイズ番組で「東大生&京大生が選んだ『スゴイ本』」というのがあった。どんな本が選ばれたのかと思ったら、ナルホドというのもあったが、「走れメロス」とか「坊ちゃん」というのが少し意外だった。 私の感覚では、このあた…

雑記

今日は久しぶりに…といっても1週間ぶり程度ですが、ブックオフに行ってきました。時間があればもう少しあれこれ本を探すのですが、ちょっと時間がなかったので108円で Web デザインの本だけ買ってきました。もうちょっと古典的な文学作品を買いたかったので…

雑記 (THE BIG ISSUE Vol.320 特集「夜間中学」)

今日紹介するのは、THE BIG ISSUE。ホームレスの人達が街頭で売っている雑誌です。タウン誌的な感じの小冊子です。ホームレスの人達を支援するという目的で作られているので、流石に Amazon では手に入らないです。 今回 get したのは、Vol.320、2017.10.1号…

ヒッコリー・ロードの殺人

推理小説率が最近高いようですが、今回はアガサ・クリスティーさんのポワロが出てくる作品から、ヒッコリー・ロードの殺人。 ヒッコリーロード26番地の寮で殺人事件が起こります。名探偵ポワロがこれに挑むことになりますが、その前にポワロは寮で発生してい…

雑記

今日はかなり何も読んでないのですが、ノーベル文学賞にカズオ・イシグロさんが選ばれましたね。私は多分、この本しか読んでません。 しかも、本棚にあるかなと思って探してみたのですが、今のところ未発見です。はて、どこに行ったやら。

雑記

今日紹介したいのはモーニング2017年45号。まず「喃風と空永」。第5回 THE GATE 大賞受賞作です。刀鍛冶の物語。モーニングには珍しい劇画調のマンガです。 個人的には刀がもう少し斬れる感じで描かれていたら迫力が倍増したような気がしました。刃の鋭さと…

傷物語

今日は西尾維新さんの物語シリーズから「傷物語」です。 出だしのパンチラというかモロに見えるシーンは有名です。 羽川のやや眺めの、膝下十センチのプリーツスカートの前面が、思い切りめくれあがってしまったのだ。 (p.16) アニメ「化物語」の初回がいき…

狐笛のかなた

守り人シリーズを途中まで紹介していますが、今日の本は守り人シリーズの作者である上橋菜穂子さんの作品です。 主人公の小夜はひょんなことで怪我をした狐を助けます。狐の名前は野火、妖狐で使い魔です。小夜は実は能力者で、立場的には敵同士なのですが、…

月光ゲーム―Yの悲劇'88

今日は推理小説です。月光ゲーム。月に吠えるわけではありませんが。何となく月といえば狂気のイメージが。 「僕も夜型人間やから判るよ。月の光が窓辺にさすと心の平安が訪れるっていうことか」 「違うの。月の光は人間を解放してくれるんやなくて、呪縛す…

雑記

今日は一冊読み終えて書評も書きかけたのですが、ちょっと調整が難航しているので明日に見送りたいと思います。それにしても立憲民主党とはすごい名前ですね、ネーミングはプロに頼んでいるのでしょうか。書きやすい党名にするだけで得票数が跳ね上がるはず…