Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

東大2023 東大等身大 (現役東大生がつくる東大受験本)

そんなに毎日本を読んでられないのだが…ということもないのですが、流石にそろそろ雑記にしたいです。といいつつ今日は「東大2023 東大等身大」を紹介します。

東京大学新聞社が毎年発行しているムックですが、等身大という大学が出来たのかと思いました。

いや思わなかったですが。

コロナでいろいろ雰囲気が変わったのか、全体的にはちょっとパワーダウンしているというか、面白い所が減って、東大受験生には役立つ内容が増えたような感じです。

2023年版の目玉は柳田邦男さんのインタビュー記事でしょうか。こんなことを仰ってますが。

期末試験で先輩から「モーゼの十戒をドイツ語で書いたら『優』になる」と言われてそう書いたら、追試になりました。
(p.245)

この先輩が同じことをやったのか、冗談で言ったのかが気になりますね。

今回はアンケート記事が多いような気がしました。アホなアンケートもあります。例えば東大生のメガネ率は本当に高いのか。

結論としては東大のメガネ率はイメージ通り高かった。そして私立大学よりも国立大学の方がメガネ率は高かった。
(p.240)

ライターが実際に行ってカウントしたみたいですが、東大は27.0%、ちなみに慶應義塾大学が12.3%、早稲田大学が11.7%とのことで、ダブルスコアです。だから何だという話なんですが。

アンケートといえば、東大合格に必要なのは何というアンケートで、毎回「運」と答える人が半分いるのですが、今回は、

自己の努力 193
周りの学習環境 178
試験当日の運 170
(p.22)

有効回答数313件なので、170/313≒54%、まあいつもと同じ感じでしょうか。

全然関係ないけど、次のコラムは気になりました。

理系数学28点というアンバランス得点で合格した筆者が語る、バランスの良い勉強方とは
(p.84)

勉強方というのも猛烈に気になるのだがそこはスルーして、東大の理系は数学の配点が120点ですから、数学だけで全科目550点中の92点落としたわけですね。豪快ですね。ていうか理系なら数学は必修だと思いますが、大丈夫なのでしょうか。


東大2023 東大等身大 (現役東大生がつくる東大受験本)
東京大学新聞社 編集
ISBN: 978-4130013062