Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

ゴブリンスレイヤー15

今日の本は「ゴブリンスレイヤー15」。

今回は馬娘【違】が出てきます。ていうか馬人族です。ケンタウロスというのはギリシア神話由来ですが、半人半獣は全世界どこでも伝承されていそうなネタですね。

ストーリーは馬娘の姫様が行方不明になったのでいつものメンバーで探しまくる的なものですが、言うまでもないと思いますが当たり前のようにゴブリンが出てきます。

今回もゴブリンスレイヤーは裏ギルドで情報を集めます。裏社会は挨拶が肝心。

無様な姿で失礼だが、西方辺境開拓村の出、師を樽に乗る者、小鬼殺しを生業とす若輩だ。
(p.135)

お控えなすって、の挨拶は渡世人の挨拶に出てくるプロトコルですが、表社会と裏社会が共存して出てくるのは面白いです。現実社会では、知られてしまったら時点で裏社会としての存在価値が半減してしまうわけですが。ていうか表社会が排除しにくるので危険であります。

今日の一言はコレで。

不死とは無敵でもなければ永遠でもないと、どうして思い至れなかったのだろう。
(p.259)

 

ゴブリンスレイヤー15
蝸牛くも
神奈月昇 イラスト
GA文庫
ISBN: 978-4815611521