流石にもう本の紹介が続かないので今日は雑記にしようと…思ったのですが、これも本でいいかなということで、「非進学校出身東大生による合格体験記Ⅲ」を紹介してみます。タイトルから予想するに、シリーズ3冊目のようです。
この本は駒場祭の UTFR のブースで買った小冊子で、書店には置いてありません。Amazon にはなさそうなのでリンクしていませんが、UTFRのサイトにショップというページがあって、そこから入手できるかもしれません。UTFR の説明は公式サイトをご覧ください。
University of Tokyo Frontier Runners – 〜あなたに一番近い東大生集団〜
合格体験記ということで、どんな勉強をしたみたいな話も当然出てきますが、意外と面白いのはどんな育ち方をしたとか、どうして東大に入ろうと思ったとか、ネタ的な話です。例えば、
特に、私の両親は、私に対してまったく大人と話すような言葉づかいで話していまして(赤ちゃん言葉を絶対に使いませんでした)、個人的にはこれは言語運用力の発達に大変良かったのではないかと思っています。
(p.6)
幼少期の育ち方に特徴のある東大生は結構いるようです。このコーナーで何回か紹介している子育て系雑誌、プレジデントファミリーの特集記事にも、子供の頃に何をしていたかというアンケートの結果を紹介されることがあります。
元東大王の水上さんが小学生の時に1日1冊本を読んだという話がありますが、読書好きな東大生は結構多いようです。単に本を読むだけでなく、
そんな私の、一応の趣味とでもいうようなことは、読書とお絵描きでした。自分が存在していても許される場所を探している、そんな人間でしたから、紙の中の世界は安心できる場所だったのです。本の中の世界は、読まれることで存在しているものだと思います。
(p.68)
このような発想に繋がっていくのは凄いと思います。ていうかちょっと考え方が変かもしれませんね。
本を読むことで、単語を目にする機会が増え、事象と事象の繋がりを意識することに成功したのです。
(p.26)
読み方が深いという傾向があるようです。最近の私は、本を読む時、このブログに紹介するためのネタ探し的な読み方しかしてないかも。
考える、というのも東大生の共通点のようですが、
私は勉強するときには「なぜ?」「どうして?」という素直な疑問を投げかけながら自分が納得するまで考えることを心がけていますし、お勧めいたします。
(p.45)
考えても分からない時はいつまで考えるのか、みたいな所も気になりますが。どうしても納得できない時はどうするのでしょう。結構あると思うのですが。納得できないノートみたいなのを用意して、書いておくといいかもしれません。