Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

狼と香辛料XXII Spring LogV

今日の本は「狼と香辛料XXII Spring LogV」。

3つの短編が入っています。「狼とどんぐりのパン」「狼と尻尾の輪舞」はロレンスとホロの話で、ゲストはエルサ。3つ目の「狼たちの結婚式」はコルとミューリの話です。この3作目が今回はいろいろ意表を突いていて一番面白かったです。

てなわけで、本筋と違うところからちょっとコメントを。

こうして記されていると、結構思い出す
(p.145)

ロレンスがホロの書いている日記を見ているシーンです。ホロは食べ物の話ばかり書いているのですが、なぜかそれで何があったか思い出すというのです。

ちなみに私も手帳にいろいろ書いているのですが、後から読み返してみると何のことやらさっぱり分かりません。

ということで今日の一言。

人は他人のことを、自分で思っている以上に、決まった見方でしか判断することができない
(p.331)


狼と香辛料XXII Spring LogV
支倉 凍砂 著
文倉 十 イラスト
電撃文庫
ISBN: 978-4049129045