今日の本は、「狼と香辛料」の15巻です。「太陽の金貨」というストーリーの前編。
舞台はレスコという町。デバウ商会の本拠地です。ホロとロレンスがミューリ傭兵団の団長に会うシーンの緊張感は圧巻です。団長のミューリは、いつか賢狼ホロに出会えたら爪に刻まれた伝言を伝えるよう代々言い伝えられてきました。団長は首からお守りのように狼の爪をぶら下げていますが、まさか本当にホロと出会えるとは思っていなかったようです。
ロレンスはレスコが活気に満ち溢れていることを知り、そこに店を持とうとしますが、同時に不審に思います。なぜこの町に活気があるのか。そこに新規硬貨の発行の話が出てきて町は騒ぎになります。というモヤモヤしたところで話は下巻に続きます。
今回の一言。
世の大きな悲劇は、大抵なにかを守るために引き起こされる。
(p.207)