Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

狼と香辛料XISide ColorsII

今日の本は「狼と香辛料XISide ColorsII」。

「狼と黄金色の約束」「狼と若草色の寄り道」「黒狼の揺り籠」の3つのショートストーリーが入っています。最初の2つがホロとロレンスの話、最後はエーブ・ボランの若き頃の話で、派手な騙し合いは迫力があります。

狼と香辛料」はバトルと同時に契約の裏をかく騙し合いが見所ですが、「黒狼」はどちらもヒドい展開で、アニメになれば相当スリリングな映像になりそうです。

今回の小ネタは、まず「狼と黄金色の約束」に出てくるロレンスの言葉。

「記憶は間違えることが大いにある。しかし、文字はそうではない」
(p.32)

師匠から教わったそうです。そもそもの文字が間違っていたら最悪のような気もするのですが、あるいはこれは「黒狼の揺り籠」への伏線にもなっているのかも。

今日の一言は。

生まれつき賢い子供でも努力しなければ勝てない
(p.195)


狼と香辛料XISide ColorsII
支倉 凍砂 著
文倉 十 イラスト
電撃文庫
ISBN: 978-4048678094