Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

狼と香辛料VIISide Colors

今日の本は「狼と香辛料VIISide Colors」。

この巻はショートストーリー、「少年と少女と白い花」「林檎の赤、空の青」「狼と琥珀色の憂鬱」の3作品が入っています。

「少年と少女と白い花」はクラスとアリエスという少年少女の旅にホロが同行する話。本編とは関係ないストーリーです。アリエスはクラスを女だと思い込んでいるのですが、クラスは実は男というヘンな前提があります。

「林檎の赤、空の青」はロレンスがホロの服を買う話。商売の駆け引きのノウハウ的な小話が出てきます。安い物を買うときに損しておいて、高い物を買う時に大きく得する、って感じですか。

「狼と琥珀色の憂鬱」は、ホロが体調を崩してぶっ倒れる話。酒場で呑んでいる時に出てくる話に、

そこの町の拷問は、そう、羊に足をなめさせるんですよ
(p.230)

私もこの話はどこかで読んだ記憶がありますが、何なのか全然思い出せません。

で、今日の一言は、ホロの言葉で。

早飯も芸のうちじゃな
(p.92)


狼と香辛料VIISide Colors
支倉 凍砂 著
文倉 十 イラスト
電撃文庫
ISBN: 978-4048677004