Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

十二大戦

何かpcの調子が悪いのでヤバいのですが、今日はアニメで「十二大戦」。2017年の秋アニメ。小説の原作者は化物語西尾維新さん。原作は読んでないのですが、西尾さんならこういうセリフが出てくるだろうと予測できたりします。

ジャンルはファンタジーバトル系。十二年に一度、十二支を代表する戦士が戦い、勝ち残った戦士は何でも願い事を1つ叶えてもらえる、という「十二大戦」が開催される、というストーリーです。

各キャラが超個性的なのは西尾さんのいつものパターン。意外な所で意外なキャラが死んでいくのも意外×意外で普通になってしまう(笑)。名前もヘンです。ストーリー中でとても気になるのが、申の戦士、砂粒(しゃりゅう)が主張していた「全員助かる方法」があるという話。それはどういう方法なのか最後まで観ても分かりません。

ところで、願い事が何でも1つ叶うとしたら何を望むか、というのは結構難しいですね。このアニメの結末はアンマリだと思いますが。アニメの中では「願い事を100叶えてもらう」という古典的な願いも出てきますが、そういうのを選択しないのが面白いです。化物語では3つの願いが叶うというネタが出てきますが、願いがどんな形で叶うか分からないと、決めるのはなかなか難しいものです。例えば安直に「お金が欲しい」と望んだりしたら、身内が死んで生命保険が入って来るかもしれません。

勝ったら願い事が叶うというのはいろんな話に出てきます。

個人的には、星新一さんのショートショートで、願いを叶えてくれる悪魔に対して「おまえ死ね」と願う話がありますが、これが秀逸だと思っています。