Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

僕だけがいない街

今日はアニメで「僕だけがいない街」。2016年の冬アニメ。原作のマンガの作者は三部けいさん。

ジャンルはSFミステリ【謎】。主人公の藤沼悟が過去に戻る能力(リバイバル)を持っています。過去に戻って条件を変え、誘拐事件、殺人事件などを回避しつつ、真犯人を探し出すというストーリー。因果を変えるとタイムパラドックスが発生するというのは、世界線の分岐ということでうまく回避しているようです。

全体的に雰囲気が暗くて、特に悟のクラスメートの雛月加代は両親から虐待されているので、見ていてじわじわと苦しくなってくる感じがします。

STEINS;GATE のように、やり直してより良い世界にしようとすると思わぬ副作用で別のトラブルが…みたいなパターンで、なかなかハッピーエンドになりません。幸福量一定の法則というのもありますが、誰かが幸福になれば誰かが不幸になるみたいなゼロサム世界が現実なのかも。

最後のトリックはちょっと強引というか、失敗したらえらいことになったのでは(笑)。