Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

NHKにようこそ!

今日はアニメで「NHKにようこそ!」。原作は滝本竜彦さん。

NHKというのは日本ひきこもり協会の略で、実在の団体とは関係ありません。主人公の佐藤達弘のひきこもりを治そうとして謎の少女、中原岬が四苦八苦するストーリー。をたくあり、宗教あり、ゲームあり、マルチあり、という若者社会の暗い切り口をアレコレ…みたいな真面目な解説はちょっと似合わないですね。

アパートの汚部屋っぷりはなかなかリアルです。あれは実体験した人でないと分からないかもしれませんが、リアルです。深夜に真っ暗なところでネトゲしているのとか、雰囲気がいい【謎】です。

ゲームを作成する現場は修羅場っぽくて面白いですが、ストーリーの視点はやはりひきこもる人間の描写であって、ゲーム開発に関しては「さくら荘のペットな彼女」や「冴えない彼女の育て方」に比べるとちょっと軽い感じがしました。