Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?

今日はアニメで「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」。2016年の春アニメです。ラノベの作者は聴猫芝居さん。ラノベは読んでないのですが21巻まで出ていて、これは未完なのでしょうか。大作ですね。

ストーリーは一応リアルな高校生の話で、ネトゲ部というあり得なさそうな部活が出てきます。ネットゲームをプレイするシーンはアニメで映像化されているので半分ファンタジーという感じです。

ネットとリアルを別物と考えている主人公の英騎と、ネットとリアルの区別が全くできないヒロインの亜子のメリハリが面白いですが、そこまで区別できないというのは現実感に欠けるような気もします。個人的には昔、ネットがリアルでリアルは虚構だとか豪語していたこともあるので、多少は共感したいのですが。

引きこもりとかネット詐欺とか、出てくるネタはリアルにありそうですが、ゲームのために学校や会社を辞める人って実在するのでしょうか。それに対して、11話に出てくる傭兵ギルドとか、それに対抗するために金を注ぎ込むというのは、実際にありそう、ていうか絶対にありますよね。いろいろチグハグですが、それで面白くなくなる感じでもなく、気軽に見ていい作品だと思います。最終話は、見る前から絶対に勝てるという確信を持つことができて、安心できました。これで負けたら大変なバッドエンド…でもないか。

ちょっと気になるのは、全体的にネットの人間を信用しすぎる所です。基本的に、他人は信用してはいけないのですが。