Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

学生時代に何を学ぶべきか

今日もグダグダなのでパスしたいのだが、昨日ちょろっと出してみたアレからいくつか紹介してお茶を濁しておきたい。

この本は、いろんな人が学生時代はああだこうだと意見を寄せていく感じの構成になっている。

まず、学生時代に何をすべきかについて、

学生時代には何をやってもいいし、何をやらなくてもいい。責任は全部自分にかかってくるのだから。
(「認められなくても」、立松和平、p.3)

何でもいいといわれたらあまり参考にならないような気もするが、学生はこうあるべきとか決め付けるのも考えてみればおかしい。大学は勉強するところというのは正論だが、それに縛られると辛くなってしまう。

 楽しむということ――学生時代、勉強や試験にたいしても、こういった精神状態を保ったらいいのではないか。
 この試験に失敗したら後がない、大学入試や入社試験で人生が決まる等と考えるから、入試地獄なる言葉も生まれるのだ。硬直した精神状態では、楽しむという軽やかさは生まれない。
(「ゲームの精神」黒川紀章、p.13)

楽しむというのは人生の極意だから、もちろん学生時代も楽しむべきなのだ。就職の前の単なる通過点とするのはもったいない。就活で何社、何十社も回って内定が取れないというような話もあるけど、そういうのだって楽しんでしまえばいい。

こんな感じで、いろんな面白い意見が出てくるので、知恵袋の回答でたまに引用させていただいたりしている。

 

学生時代に何を学ぶべきか
講談社 編集
ISBN: 978-4062038959