Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

ヘヴィーオブジェクト 七〇%の支配者

今日はヘヴィーオブジェクトの8冊目、「七〇%の支配者」です。

最初から最後までゲリラ戦ですが、メインは水中戦です。伏線だらけだし、AIまで出てくるし、訳がわかりません(笑)。ゲストキャラのマリアージュもいい味出していますね。

ところで、深海で電波が届かないので魚に中継アンテナを埋めて電波を届かせるというのは、実現可能性はあるのでしょうか。

絶滅危惧種に発信機のチップを埋め込むのと一緒だよ。技術自体は民間にも流れてる。世界の海を飛び回る回遊魚じゃなくて、自分の縄張りを持ちたがる種に埋め込めば完璧だ
(p.179)

本物の魚ではなく、海中ドローンでもいいのかも。もしかして既に実現してますかね。

電波が飛んでいるとなれば、盗聴するしかありませんが。

無線LANなんて輪切りにしたペットボトルにアルミホイルを巻いただけで傍受できるんだ。
(p.273)

その技術は知らなかった!

それを聴いたヘイヴィアはフリーの暗号アプリを使うとか言い出しますが、

そんなの絶対バックドアが仕込んであるよ
(p.274)

うーむ、個人的には、スマホのアプリとか、いまいち信用できないんですよね。特にサーバーにデータを送って処理する系のアプリは。心配しすぎでしょうか。顔認証データとか指紋認証データなんて、うっかり登録したら世界中に出回っていそうな気もします。


ヘヴィーオブジェクト 七〇%の支配者
鎌池 和馬 著
凪良 イラスト
電撃文庫
ISBN: 978-4048663793