今日の本はゴブリンスレイヤーの第3巻です。
ゴブリンスレイヤーはダブルデート。モテモテですね。ハーレム属性のラノベではなかったと思ったのですが、実はそうでもないのか。
今回は女騎士が露出系のアーマー【謎】に悩んだり、面白いシーンが結構あります。アニメ化されたらサービスシーンになりそうです。デートというのは収穫祭に誘うのですが、
祭りの前も、また祭りである――という。
(p.88)
文化祭とかは準備の間も面白いわけですね。ギルドの人達は、祭りの前は普段の仕事を片付けるのに忙しいようですが。成程と思ったセリフ。
無駄遣いできるって事は、それだけ余裕があるって事じゃない
(p.152)
今の日本は無駄遣いだらけで余裕ありまくりなのに、相対的貧困とか言って貧乏ごっこをしたがるようです。無駄に気付いている人はどれ位いるのでしょうか。レジ袋有料化によって、100円ショップのレジ袋がよく売れているようです。気付いていても、無駄は止められないものです。
今回のゴブリン戦は後半で盛り上がります。
「数が頼みのゴブリンを分散させるとは、素人め」
(p.211)
このシリーズ、戦略譚としてもいろいろ出てきます。孫子の兵法的な基本レベルかもしれませんが、基本は重要です。
「探る、調べる、不安になる、次を疑う。手品と同じだ」
(p.249)
手品というのは何かというと、伏線があって、収穫祭の大道芸で手品を観ている時に、ゴブリンスレイヤーはこんなことを考えていたのです。
「心理戦だ、良い訓練になる」
(p.168)
どんな情報もゴブリン退治に応用するわけです。徹底しています。
今日の一言。
考えねばならない事がいつだって多過ぎる。それに対して手がかりは少な過ぎる。
そしてやるべき事は多い、と……。
(p.85)
日暮れて道遠し、みたいな。