今日はもうそろそろ終わらせておかないとアレかなと思ったので「はたらく魔王さま!」の21巻。これで完結です。
まあ予想通りというか、予定調和みたいな最後になりました。個人的には千穂ちゃんがサタンとルシフェルを倒して神になる的な強烈な展開が欲しかったですけど。あるいはまどかのような次元を越えた存在になってしまうとか。
エンディング的には真奥が起業する話になるのですが、真奥の経営戦略ではダメな気がします。現実に起業して成功するために必要な条件は卑怯な戦略です。真奥は魔族なのに、その種のズルい発想が足りません。まあラノベやアニメの魔王はだいたいいい人なんですけど。実際、正攻法で理性に訴えて到達できる規模は限定的なのです。その点、ルシフェルの方が何をやらせても見込みはありそうですね。
ちょっと最後駆け足というか、アタフタした感じでストーリーが進んでしまったのは何かあったのでしょうか。起業する所なんか大騒動になりそうな気がするのですが、その話を書いてしまうと終わらなくなるとか。
最後はサリエルの言葉を紹介します。
相手の真実の心の内なんて知りようがないんだ。
(p.166)