今日はオフィスにスマホを忘れてきてしまったので雑記…にしようかと思ったのですが、折角書き直したので「はたらく魔王さま!」の16巻です。
昨日は一度まとめたファイルが全消滅して途方に暮れました。気を取り直して再度書いてみると内容が全然違う(多分)というのはいかがなものか。
ストーリーとしては、「神討ちの戦い」の決意をした真奥と恵美が戦闘準備を進めるために必要なマジックアイテムを集めることになり、その一つ「アドラメレキヌスの魔槍」を千穂が弓の勝負に勝ってgetするという話。
魔界の勝負といえば魔法勝負になるという先入観がありますが、弓はファンタジー系のRPGでは当然のように出てくる武器でしたね。エルフが得意としているようですが、こちらの世界では、
古のエンテ・イスラに於ける合戦の定石では、まず遠距離での砲術の撃ち合い。しかる後に騎馬隊や歩兵が激突する。
それ故に大規模な合戦ではどうしても弓が活躍する時間帯が限られ、各国は弓術の発達に重きを置いてこなかった。
(p.225)
いまいち弓がうまい戦士がいないようです。日本の話には弓の名人がたまに出てきます。那須与一は超有名ですが、個人的に印象に残っているのは手塚治虫さんのマンガ「火の鳥」の、ナギという少年がヒミコを殺そうとするシーン。コマ割りが当時においても、今見てもなお斬新的です。
本作では、千穂は魔力も使って約100m先の的をピンポイントで狙います。
常識的に考えて百メートル先の的を射ようとすること自体、普通に弓を使っている限り、日本でもエンテ・イスラでもまずあり得ない
(p.251)
そもそもニーズがないです。弓は風の影響を受けやすいのでピンポイントで超遠距離を狙うには向いていません。当たらないと話にならないので、本気で当てにいくのなら遠距離魔法とか、狙撃手とか使うのがセオリーです。
ということであとは余談。まずアシエス談。なんだこれ的な。
ジョーシにビール注ぎまわっていらんセッキョー聞かされて上司にゴマスルだけしかノウノナイ同僚にいいようにされた揚げ句に飲めないオサケで酔い潰されて翌朝若い奴は根性ナイとかイヤミ言われるのに給料出ないんでショ!?
(p.37)
いや、昔はそういうスキルだけで給料が出たんてすよ。飲み代も上司がかなり持ってくれたし。今はこういうスキルが使えないので面倒になったんじゃないですか。そもそもストレスはどうやって発散するのかというと、ツイートで余計なことを言って炎上してクビになる的な世の中になったみたいな。コロナで飲みに行けないし。
まあ真奥はこれも「こういうのは将来どこで聞いてくるか分からない」と効能を認めているようです。魔王に必要なのは部下をコントロールする能力なのです。
てなわけで、今日の一言はコレ。
伝えたいことは、伝えられるうちに
(p.78)