Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

かくしごと

今日はちょっと昨日話題にしたアニメで「かくしごと」。2020年の春アニメです。しかし放映時には観ておらず、最近通しで観たところです。原作はマンガで、作者は久米田康治さん。

主人公の後藤可久士は下ネタ系の漫画家。可久士には一人娘の「姫」がいて、二人暮らしですが、娘にはそういうマンガを描いてることを隠していて、サラリーマンのふりをしています。タイトルの「かくしごと」は「描く仕事」と「隠し事」をかけているわけです。

久米田康治さんといえば、絶望先生のイメージが強烈なのですが、可久士もなかなかの変人っぷりで、アシスタントのキャラもかなりの変人というか、非常識です。ただ、このマンガはかなり実話に基づいたネタが使われているらしいので、ということはマンガの編集というのは一体…みたいな話を想像してしまうわけです。ちなみにプログラムの作成現場もなかなかスゴいんですけど。今はどうか知らんけど。

親が親だけに、姫が素直ないい娘に育っているのが不思議な雰囲気になっています。

この作品は、姫の10歳の時のストーリーと18歳のストーリーが混在、並行して出てくるという特徴がありますが、最初アニメを見ていた時点で、そのあたりはさほど違和感なく頭に入ってきました。最終回に向かって繋がっていく伏線はなかなか見事なものです。

キャラとしては人間的にダメだろうという感じの編集さんが気になりますね。モデルが実在したのでしょうか。