Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

幼女戦記

今日はアニメで「幼女戦記」を観ていました。Amazon から探して並べるのも面倒なので、1巻だけ適当に並べておきます。

原作はラノベで、作者はカルロ・ゼンさん。アニメ化されているのは最初の部分、共和国との戦争で帝国の勝利となった後、南方で残存兵が終結するあたりまで。

ストーリーはサラリーマンが転生してターニャという少女の魔導士となり戦争するというもの。大人の記憶を持ったまま転生したので、コナンじゃないけど幼女の体にサラリーマンの頭脳、これを戦略に活かすわけです。魔導士は空を飛べるという設定で、それだけなら魔法少女みたいなものですが、この話では戦闘シーンは空中戦闘や魔法を除けばガチの戦争モノになっています。私はそこまでマニアではないので、武器や兵器がリアルなのかどうかいまいちわかりませんが。

ストーリーの背景となっている謎の存在Xというのが、神か悪魔か分からない造物主的な立ち位置になっています。万能の神ならターニャのような言うことを聞かない人間が出てくるのは矛盾しますが、実際に聖書を読んでみると、神様の言うことを聞かない人間ばかりですから、案外それで合っているのでしょう。

ラノベを読んでないので、アニメでどの程度忠実なのかは分かりませんが、ターニャの表情の変化や戦闘シーンの動きはかなりのものです。アニメならではの面白いところは、声。第5話で、攻撃の警告を行うときにターニャが子供の声で「軍事施設を攻撃します」と警告して敵に冗談だと思わせるシーンの声色の変化はなかなかのモノです。

キャラでは、キツい性格のターニャの副官としてコンビを組んでいるヴィーシャが、ぼーっとしているようで案外鋭くて、いい味を出していると思います。