Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

魔法科高校の劣等生(31) 未来編

今日は魔法科高校の劣等生を久しぶりに。前回は昨年12月2日に紹介しています。今回は31巻の未来編。

いろいろヤラレた感がある状況から一転、そろそろ逆転する流れに入ります。バトルはだいたい達也が一人で暴れて全滅させてしまう感じですが、四葉家の分家である新発田家の軍隊も頑張ります。

今回の見どころはバトルよりも情報操作というか裏工作的なところで、リーナとカノープスが上司のウォーカー大佐を失脚させるシーンとか、真夜が蘇我大将に情報を渡して佐伯少将を失脚させるシーンとか。

もっと気になったのは深雪が水着をオンラインで選ぶシーン。

「使用しているカタログはオンラインデータか?」
(p.105)

オンラインデータで試着してAR画像を生成するサービスを使うと、深雪の体の3Dデータがサーバーに流れてしまう、というのを達也が気にするシーンですが、今時のアプリを使っている人達ってどうなんですかね。顔のデータなんか平気でサーバーに送信しているような気がしますが、全部顔認識用に保存されているような気がしてしょうがない。

認識されたら何だという人もいそうですが、まあ、たしかにリアルタイムで誰が何処にいるか分かるだけなので、大したことはないかもしれないですね。日常生活的には支障ない。

というわけでいつもの通りでまるで紹介になっていませんが、今日の一言。

「使う機会が無い。使う能力が無い。どちらも結果は同じです」
(p.46)


魔法科高校の劣等生(31) 未来編
佐島 勤 著
石田 可奈 イラスト
ISBN: 978-4049130676