Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

雑記

今日も本を読む暇などなかったが、たまたま発見したので買った本がある。

これは毎年出ている年刊本で、今年はテーマが表裏らしい。表裏一体、みたいなありふれたオチでもなさそうだが、必勝勉強法の国語のところ。

たしかに「おもむき」の理解となると敷居が高そうだが
(p.32)

これは、おもむきが理解できない学生がいるというところから出てきた話なのだが、私の理解では「敷居が高い」というのは、

不義理または面目ないことなどがあって、その人の家に行きにくい。
(広辞苑)

つまり、例えば借金を返していないので会いたくないとか、そのような意味で使う言葉だと思っていたのだが、仮にも東大の准教授のお言葉だから、最近は違った意味で使うようになってきたのだろう。

昔は「ハードルが高い」という意味で「敷居が高い」という表現を使ったら、何か悪いことでもしたのか、と突っ込んだりしたものだ。「閾値が高い」という微妙な表現もあるようだが。

 

東大2019 東大オモテウラ (現役東大生がつくる東大受験本)
東京大学新聞社 編集
東京大学出版会
ISBN: 978-4130013024