Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

雑記

朝日新聞に、ピースの又吉さん、というより作家の又吉直樹さんと言うべきか。吉祥寺のコラムが掲載されていた。猫語で唄うおじさんというのが面白い。にゃんですかそれは。

吉祥寺は社会と自分との距離を正確に教えてくれる厳しさと優しさがあった。
(朝日新聞、2017年11月4日、又吉直樹のいつか見る風景)

私は一時期下北沢にいたのだが、下北沢が若者の街だとしたら、吉祥寺はモダンで少しオサレな感じのする街だった。たまにしか行ったことはないはずなのだが、確かに優しさはあったと思う。ただ、下北沢のごちゃごちゃした雰囲気に慣れていた私には、疎外感もあったと思う。数年前に行ったときに何となく昔と同じ空気があったので驚いたことがある。どこか懐かしさもあった。店もビルも激変したはずなのに空気が残るという感じがするのは奇妙なことである。