Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

雑記

今日はちょっと気になっている本を紹介します。読みかけの本がたくさんあるのに、文庫本になっていたのを発見したのでついうっかり買ってしまいました。チラ見程度しか読んでませんが、これはなかなかの本です。

巻末の解説に、

百田尚樹さんは、「おもろい」ことに命を賭けてる作家である。
(p.268)

と書いてありますが、確かにそれはヒシヒシと感じました。ていう程まだ読んでないのですが。

 

今こそ、韓国に謝ろう ~そして、「さらば」と言おう
百田尚樹
飛鳥新社
ISBN: 978-4864106825

雑記

今日はかなり体調が悪いのでパスです。ちなみに本は少し読んでいます。体調が悪いといろんなことをしたくなるようです。

最近、本を読むときに、金色の金属のしおりを挟んでいるのですが、このしおりが超絶滑りやすいので、ハッと気付いたら本の外に飛び出ていた、という事件が1日に1度程度の頻度で発生します。対策として、しおりを挟むときにできるだけ何ページに挟んだかを覚えるようにしています。だったらしおりなど必要ないような気もしますが。

雑記

今日は一冊読み終わって次の本を読み始めました。読み終わったのは、こちら。

 

実際にあった事件を元に書かれた小作品が10編入っています。実話が元になっているだけにリアルです。

読み始めたのはこれです。

これだけベクトルが違うとギャップが激しすぎて、私は一体何をしているのだろうと人生の疑問を感じることができたりしそうです。

 

彼女たちはみな、若くして死んだ
チャールズ・ボズウェル 著
山田 順子 翻訳
創元推理文庫
ISBN: 978-4488170028


少女パレアナ
エレナ・ポーター 著
村岡 花子 翻訳
角川文庫クラシックス
ISBN: 978-4042212010

ひとりで歩く女

読書中と先日紹介していた「ひとりで歩く女」です。本格派ミステリです。

客船の中での殺人事件というのはスリリングで、蛇が出てくるというのはチラっと紹介しました。金銭目当ての殺人というのはありふれているかもしれませんが、それだけにリアルなのです。

この世には貧乏というものがあるのよ
(p.30)

5円のお金がない家だってありますからね。金はいくらあっても困らない、というのは風木に出てきたのでしたっけ。この本、読めば読むほど全員が金目当てで殺人しそうに見えてくるのがヤバいですね。

金で買えるのは、健康で、快適で、不安のない暮らしや、物質的な豊かさだけではない。その人間が置かれている状況によっては、いわゆる名誉や自由や心の安らぎも買えるんだ。
(p.243)

金で買えないものはたくさんあるのですが、金で買えるものも案外たくさんあるようですね。

ちょっと不思議に思ったのは、銀行員のトニーがインフレの説明をするシーンです。

労働者の給料は、資本家には経費なんだからね。経費が増えたら、利益は必ず減る。利益が減ったら今度は給料が出なくなる。経済からいえば、ぼくたちは逆説の世界に住んでるんだ。
(p.96)

インフレになったら給料も上がるとは限らないよ、という話なのですが、確かにそれはそうなのですが、物価だけ上がって給料が下がったら社会が破綻しそうな気もします。

さて、この小説、主人公がタイプライターで細かい報告を書いていて、それが謎解きにも大きく影響しているのですが、書いてある内容が全て正しいとは限らないとウリサール警部が指摘するシーン。

どちらとも解釈できるね。嘘の証言をするためにわざと省いたか、無意識のうちに書く内容を取捨選択したか、そのどちらかだろう。
(p.128)

文書に嘘が少しでもあれば信用しないというリンドストロームに対して、ウリサールは嘘が混じっている方が多くのことを伝えると主張するのが面白い。取捨選択というのは、そこにヒントがあるわけです。書かなかったところは書くと都合が悪い内容なのです。マスコミの報道は、報じていないところに注目すると面白い。

最後に一言、いいねと思った言葉を紹介して終わります。

どんなに威勢がよくても、退却は逃げにすぎない。
(p.235)


ひとりで歩く女
ヘレン マクロイ 著
Helen McCloy 原著
宮脇 孝雄 翻訳
創元推理文庫
ISBN: 978-4488168032

雑記

先日、「月夜のサラサーテ」の感想、ていうか、実際の記事ではいちゃもんと表現しましたけど、書いたことがありました。すると、はてなブログには、はてなキーワードというサービスがあって、勝手に、いや、自動的にキーワードへのリンクを生成してくれるのです。

このキーワードが面白すぎるので今回紹介してみます。検証したのは「月夜のサラサーテ」のページです。

発端は、「月夜のサラサーテ」という書名のところから「サラサーテ」だけ切り出してキーワードのリンクを勝手に生成しやが…してくださったのが気になったのです。この程度ならまだ許容範囲かなぁ、と思いつつ、他に何がリンクされたのか調べてみますと、keyword として認識されたのは、次の10項目でした。

サラサーテ
こはち
ラク
スルー力
デザインパターン
ティー
Yahoo!
サラサーテ
チゴイネルワイゼン
講談社

こはち」って何ですかね?

記事の「ここはちょっと」と書いた箇所から「ここはちょっと」みたいな感じで抜き出されているのですが、何のことか意味が分からない。調べてみたら、まさかのエロマンガ系の漫画家さんなの?

じゃあokです。ナイスでいいです。

しかし、次の「ラク」がまた分からない。

これは記事の「関西弁を話すキャラクタ」から抜き出してきたようですね。らくってアイドルさんなの? アップアップガールズ(仮)のメンバーだって。ふーん。

まあいいでしょう。次の「スルー力」と「デザインパターン」は特に問題ないとして、その次の「ティー」ってお茶ですよね。

どこにお茶の話を書いたかなと思ったら、「誕生日パーティー」から「ティー」だけ抽出したのです。何でそんなところだけ抽出するの? ここは「パーティー」じゃないの? 誕生日とか、分けるのならどうして「パー」は抽出してくれないの? まさかの禁止ワードなのでしょうか。アホちゃいまんねん。

次の「Yahoo!」だってまあ仕方ないといえば仕方ないけど、ここは「Yahoo!ブログ」でキーワードにして欲しかったです。「講談社」もそんな所じゃなくて「講談社文庫」にして欲しい、だって、はてなキーワードにはちゃんと「Yahoo!ブログ」も「講談社文庫」も登録されているのですよ。

月夜のサラサーテ、というのはキーワードになっていないから仕方ないのか…でもこれ、もしかして自分で新規キーワードに登録できるのかな? と思って調べてみると、はてな市民になっていると登録できると書いてあります。市民になる条件は、対応サービスを合計7日分以上利用というので、楽々クリアしてそうな気もするのですが、よく見ると、現在、キーワードの登録機能を停止しているとのこと。はてなダイアリーのサービス中止の影響のようです。

てなわけで、このページのどこがリンクされるのか、今から楽しみですね。

 

雑記

今日は新幹線で少し本を読んだのですが、迂闊にも酔っぱらって寝てしまった(笑)のでパスします。読んでいるのはミステリ系で、昔は推理小説を読みまくっていたので、その流れでつい手に取ってしまうのです。

そもそもの始まりは小学校の図書館に怪人二十面相とか怪盗ルパンのような本が置いてあったのかきっかけだと思いますが、高校生の頃はクリスティやクイーンの作品を犯人を当てるつもりで本気で読んでいました。今から思うと、推理小説を読んでいたのが、読解力の強化に役立っていたのではないかと思います。キーワードになりそうな箇所に注目して、考えながら読まないと、犯人は当たりませんからね。