今日は運勢最悪らしいので雑記にします。
さっきラッキーメニューを食べたので、ここからが本番だ、みたいな感じなのですが。「夫婦善哉」の後の短編は、「木の都」と「六白金星」を読みました。雑記ですがちょっとだけ紹介しておきます。
「木の都」は小説というよりエッセイといった感じの短編で、大阪の地名がいろいろ出てくるので大阪育ちの私としては懐かしい…という程知っている地名は出てこないのですが、籠球部が出てくるくだりは面白いです。著者が中学生の時に女学校の籠球部に指導に行くのですが、
ところが指導を受ける生徒の中に偶然水原という、私は知っているが向うは知らぬ美しい少女がいたので、私はうろたえた。
(p.101)
「彼女、お借りします」みたいな。
「六白金星」は結構しんどい話で、もしかしたらピンと来ないのかもしれませんが、個人的には大阪で育っただけにこのような人達を結構見てきているので、何か分かるような気がしました。本当に人の言うことを聞かない人って、まあこんなものです。最後に将棋をするというのがこれまた大阪っぽくて面白いわけです。