Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

雑記

今日も本を読む暇がなくて雑記のままです。地下鉄で 0000docomo が IP取得中から進まないでリトライし続けるのを30分ほど見ていたのですが、その時間で本を読めばよかったですね。30分ほどで諦めてコーランを少し読みました。

イスラム教で有名なのが食事制限で、豚肉を食べてはいけないというのは特に有名です。

汝らが食べてはならぬものは、死獣の肉、血、豚肉、それからアッラーならぬ(邪神)に捧げられたもの、絞め殺された動物、打ち殺された動物、墜落死した動物、角で突き殺された動物、また他の猛獣に殺されたもの――(この種のものでも)汝らが自ら手を下して最後の止めをさしたもの(まだ生命があるうちに間に合って、自分の手で殺したもの)はよろしい――
(コーラン井筒俊彦訳、岩波文庫、p.172(食卓 四(三)))

その他の多くの宗教にも、食べてはいけないものが定められています。民俗学的にいえば、禁忌というのは、そうすることが災いに繋がる理由があることが多いです。例えば死獣の肉は腐敗が進んでいる可能性が高く、食中毒になるようなリスクが高いと考えられます。自ら手を下せばいいというのは、鮮度を求めていると考えると理解できます。ただ、ここで豚肉だけが固有名詞として指定されていることが、やはり気になります。なぜ豚だけダメなのか、まだコーランの1/4程しか読んでいませんが、理由は出てきません。当時、豚を食べることによって死亡リスクが高まるような原因が何かあったのでしょうか。