Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

雑記

今日も忙しいので…といつもの調子だが、風邪っぽいのも困ったものだ。昨日に続いて山田風太郎さんの「戦中派闇市日記」を読んでいるのだが、この人の凄いのは毎日本を読んでいること。それも2冊、3冊読んでいる日がある。当時は医学生だから試験勉強の話とか出てくるのだが、この日記を読んだ感じでいえば医学生ではなく作家にしか見えない。

今日読んだところから一つ、なるほどと思ったところを紹介する。

「あなたは天才だ」こう言われ、しかもその讃辞が真に意味あるのは、いう人自身が天才である場合に限る。
(p.196)

戦中派闇市日記―昭和22年・昭和23年
山田 風太郎 著
小学館
ISBN: 978-4093874403