昨日紹介した「文明論之概略」は読み終わりました。評するのに時間がかかりそうですが、最近、日本に来て迷惑行為をする外人が話題になっていましたが、この本に出てくるのは、
馬や車に乗って意気揚々として、人に避けて通らせるのは西洋人が多い。偶然巡査や通行人、あるいは馬車や人力車夫なりが、西洋人と口論することがあると、彼らは周囲を無視して殴る蹴る、弱くて卑屈な日本人は応じる気力もなくて、外国人はどうしようもないと言って、恨みをのんで訴訟しない者も多い。
(p.312)
当時は日本は海外から差別されていたのですが、今も変わらないのではありませんか。人種差別というのは日本人が想像しているほど甘いものではないです。
今日から読み始めているのが、この本。
これはこれで、いろいろ興味深いネタが満載です。