Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

雑記

今日は咳に体力を持っていかれたので雑記にします。

本当に咳はHPを削ります。まあ咳止めで何とかなった、というか午後になると自然に治まったのですが。

先日紹介した「脳のなかの幽霊 ふたたび」から、一つ紹介していなかったので。

詩や文学は、人びとが認識しているよりもはるかに、科学と共通するところがあります――どちらにも、珍しいとりあわせのアイディアの対置や一種「ロマンティックな」世界観があります。
(p.157)

詩や文学と科学の共通点という視点が、かなり意表を突きます。とはいっても、科学がロマンティックというのは少し分かるような気がします。

詩の場合、パターンに当てはめると安心感が出てくるが、予想通りの展開だと面白くない、という葛藤をうまくバランスを取って両立させるというのが面白さではないかと思うわけです。そのために韻を踏んだり、文字数を合わせたりするわけですが、ここに科学というジャンルをオーバーラップさせるとどんな法則が発見できるのか、というのはまたロマンティックな話なのでしょう。

イデアの対置という考え方は、これからのAIで流行しそうなパターンのような気がします。