Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

雑記

今日は「西行花伝」を50ページ程読みました。保元の乱の後崇徳上皇崩御して祟るあたりのシーンです。あと1日あれば何とか読めそうな感じですが、これは評するのが難しいようです。

全体的には禅的な思想がベースになっているので個人的には分かりやすいのですが、これは説明するのが大変でしょう。西行といえば「春しなん」の歌が有名ですが、既に今読んでいるあたりは花への拘りがなく、あるがままにという境地なので、そこから最後にこの歌にどう繋げるのかというのは興味津々といったところです。

 

西行花伝
新潮文庫
辻 邦生 著
ISBN: 978-4101068107