Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

最後の医者は桜を見上げて君を想う

今日読んだのは「最後の医者は桜を見上げて君を想う」。

3つの話か入っていて、3人が死んでしまいます。

人はいつか必ず死ぬ。その致死率は百パーセントなのだ。
(p.226)

舞台は病院で、同じ医師が出てきます。最初は「とある会社員の死」、次は「とある大学生の死」、最後が「とある医者の死」。

2作目の「とある大学生の死」で、余命宣告された大学生の両親が昔を思い出すシーンがあります。

いつも小遣いに五百円渡すんだよな。でもあいつ、たこ焼きがいいか、焼きそばがいいか、迷っているうちにみんな売り切れちゃうんだ。
(p.245)

私がよく買った覚えのあるたこ焼きは、確か200円だったと思います。

 

最後の医者は桜を見上げて君を想う
二宮敦人 著
syo5 イラスト
TO文庫
ISBN: 978-4864725378