今日は青空文庫の「歯車」を読みました。芥川龍之介さんの作品です。なぜこれを読んだのか思い出せません。天からこれを読めという声がしたような気もしてきます。
恐ろしくゆらゆらした感じのする話です。崖っぷちで真剣勝負を挑まれたような心境になりそうですが、それに乗ってしまうと負けなのでしょう。
ああ云ふ飛行機に乗つてゐる人は高空の空気ばかり吸つてゐるものだから、だんだんこの地面の上の空気に堪へられないやうになつてしまふのだつて。……
薄味の料理に慣れてしまうと普通の味付けの料理が食べられなくなるようなものかな、と思いました。