Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

教養としてのロック名曲ベスト100

今年は書評を増やすとか大きなことを言っておきながらいきなり雑記にしたい気分なのですが、とりあえず頑張ってみましょう。今日紹介する本は「教養としてのロック名曲ベスト100」。

実は Spotify のプレイリストに 100 というのを作ってあって、100だけじゃ何のことか分からないかもしれませんが、自分で選んだ洋楽100選なのですが、それと比べて随分ズレがあるのに驚きました。むしろ当たり前か。私の選択は全体的にラップとか HipHop 系が少ないので、そこは分かるのですが、プログレッシブ系とかがまず出てこないのはビックリです。

この本の100曲は著者の趣味で選んだわけではなく、アメリカの音楽雑誌「ローリング・ストーン」か発表している「The 500 Greatest Songs of All Time」と、イギリスのNMEが発表している「The 500 Greatest Songs of All Time」から機械的にスコアを付けて選んだものです。ちなみに1位になったのは Nirvana さんの Smells Like Teen Spirit ですが、この時点で何か「?」という感じがしないでもない。

じゃあ例えば邦楽のベスト100を選んだらどうなるのだ、と言われたら、そりゃもうバラバラになるでしょう。ベスト100には入ってないとおかしいだろ、というような歌はあると思いますが、それが1位なのか5位なのか、それとも上位50位にも入らないのか、というのは結構意見が分かれるような気がします。

全体的には Amazon のレビューにもあるように、おじいさんの教養的な古いモノが多いような気がします。

 

教養としてのロック名曲ベスト100
川崎 大助 著
光文社新書
ISBN: 978-4334045548