Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

劣等人の魔剣使い スキルボードを駆使して最強に至る

あけましておめでとうございます。昨年は途中で面倒になって「いま書いた雑記」になってきましたが、今年は書評に拘るよにも、できるだけ本を並べてみようと思っています。

ということで、今日紹介するのは「劣等人の魔剣使い スキルボードを駆使して最強に至る」。

いわゆる転生系。割とガチの典型的パターンのストーリーです。タイトルには劣等人と書いてありますが、最初から最強のチート設定に近い状況なので、とりあえず1巻を読んだあたりでは、あまり危機感もなく進んでいく感じです。主人公のトール(水梳透)は普通に慎重なタイプで冷静なキャラ。

予め、何が出来るかわかった世界で生きるより、何が出来るかわからない世界の方が、何倍も面白い。

アタフタしないで楽しむタイプのようです。今回 Kindle で読んでいて、ページが分からないです。

ということで、今日の一言は、

どれほどスキルが高かろうと、知識や工夫がなければ百%有効活用できない。上等な道具を持っていても、使い方がわからないなら宝の持ち腐れだ。

個人的にはスキルというのは種別で、それぞれのスキルにレベルがある的なイメージなのですが、このあたりは世界によって違うのかもしれません。学校で勉強したことは役に立たないという人がいますが、どんなに学校の成績が良くても、使い方がわからないと宝の持ち腐れなのです。

例えば三角関数、仕事で使う人は別として、卒業したら日常生活で使うことはないという人が殆どのようです。ていうか、使わないと忘れてしまうようですが。

最近使ったのはこんな場面でした。垂直に日光が当たっていたら30分でフル充電になるソーラ時計があるのですが、垂直に置けないので20°傾いた状態になってしまう。何分でフル充電になるでしょうか。

実際は太陽の角度が1時間で15°変わってしまうので、マジに計算するには積分も必要になったりしますが、cos60°が1/2なので、傾きが 20°~60°の間なら長くても2倍はかからないというざっくりな予想は簡単にできます。

 

劣等人の魔剣使い スキルボードを駆使して最強に至る
萩鵜 アキ 著
かやはら イラスト
Kラノベブックス
ISBN: 978-4065195949