Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙III

今日の本は「新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙III」。

今回はちょっと大ピンチ【謎】な感じですが、現代社会では使用禁止になっている石綿が出てくるのは意外でした。現実世界ではミイラを包むのに使われたとか。ミイラなら癌にならないか。私が小学生だった頃はまだ石綿付金網を使っていましたが、最近の学校はセラミック付金網を使っているそうです。

ということで本筋とは関係ないところを。

身分とは結局のところ、身にまとう衣装で決まるのだ。
(p.58)

他人の本質なんて、分かるわけがない。ならば見た目が全てということです。そもそも身分という属性も衣装のようなものですね。

今日の一言は。

灯台は、足元だけは照らせません」
(p.211)

近すぎると見えないものです。


新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙III
支倉 凍砂 著
文倉 十 イラスト
電撃文庫
ISBN: 978-4048933384