Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編4

今日の本は「ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編4」。サバイバル編の決着です。

今回はバトルシーンが満載で、特に龍園と宝泉のバトルは現実的にはあり得ないハードでタフなバトルで、何でどちらも死なないのか謎。

個人的には伊吹が脱水少女になりかけるシーンが印象的でした。ということで、本筋とは関係ない話をいくつか。

ルールの穴を突くのは定石。証拠さえ見つからないなら何やってもいいんだよ
(p.23)

これは今回正体がバレてしまう1年生、天沢のセリフ。ルールは守らないといけないが、穴を突くのは構わない。わかります。

次は綾小路の独白。

目立てばライバルたちから警戒され、妨害工作を受けるリスクが早い段階から始まる。

11位以下をキープするという作戦を続けていますが、トップ10は発表されてしまうので順位を上げたくないということです。

高円寺は短時間の睡眠で全回復できるスキルを持っているようです。3年生に進路妨害されるという状況で、もう限界だろうと指摘されるのですが、

限界を迎えるようでは、それは常人の域を出ていない
(p.121)

超人の限界というのもありそうな気もするのですが。ところで、高円寺はターザンのように木の上を飛び回るのかと思っていましたが、普通に地面を歩いて移動しているようです(笑)。

今日の一言はこれで。

上か下かを答えるだけでも、ヒントを与えることに変わりはない。
これは嘘をつく場合でもそうだ。
(p.81)

fake情報も見破られてしまったらヒントになるのです。


ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編4
衣笠彰梧
トモセ シュンサク イラスト MF文庫J
ISBN: 978-4046801661