Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

ようこそ実力至上主義の教室へ4.5

今日の本は「ようこそ実力至上主義の教室へ4.5」です。

細かいのを除くと夏休みのエピソードが5話、ショートストーリーで入っています。この中の「他クラスとの交流会」はプールの更衣室盗撮の話、アニメ化されています。水着回はDVDの売り上げも上がるのでしょう。

個人的に面白いと思ったのは「意外と葛城康平は悩んでいる」です。

「例えば?」
「……別に」
沢尻エ〇カみたいな口調で顔をそむけて答えようとしなかった。
(p.117, 119)

堀北は相変わらずの態度のようですが、しかしこのネタ、この本読んでいるメイン層に通じるのでしょうか。イラストページを挟んでいるので118ページが飛んでいます。

葛城が悩んでいるのは、学園内から外部に荷物を送ることができないためです。バースデープレゼントを送りたいのですが、規則に違反するためできません。生徒会長に直訴しますが、流石の葛城も会長には理論戦では勝てないようです。これを裏技を駆使していかにクリアするかという話なのですが、ところで葛城は一体誰にプレゼントを贈ろうとしているのか。

……俺には双子の妹がいる。
(p.141)

両親が亡くなって葛城が親代わりだといいます。双子ということは、どんな顔かというと、…

想像しない方がよさそうですね。でもアニメ化したらどうなるのでしょうか。全然似てないとか【なにが】。

「さりとて日常に潜む危険性」も、なかなか面白いです。指輪が抜けなくなる話は結構ありますが、水筒というのは聞いたことがないですね。ヘルプを求めた堀北いわく、

あなたとひっくり返った亀について話し合いがしたかったの
(p.160)

何のことやら。


ようこそ実力至上主義の教室へ4.5
衣笠彰梧
トモセ シュンサク (イラスト
MF文庫J
ISBN: 978-4040686295