Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

はたらく魔王さま! (20)

今日の本は「はたらく魔王さま!」の20巻。

ストーリーとしては、こちらの世界では真奥と恵美が同棲生活【謎】を始める。あっちの世界では各大陸のトップを集めてサミットが開かれる、みたいな。バトルがないと若干ダレてきますね。

千穂があちらの世界でいろいろ工作を進めているせいで、こっちの世界にはエンテ・イスラから変な人(?)達が挨拶にやってきます。どうにも迷惑なのですが、異様なキャラを前にしても日本人はあまり動じないということになっています。

見た目がどうあれ、その行動様態が社会常識を大きく逸脱していない限り、世の中のどこかに存在する多様性の一つとして受け入れるのは、日本人の大きな特性と言えた。
(p.43)

見なかったことにする、という大人の対応技ですね。あっしには関わり合いのないことでござんす、的な。大阪だとそうでもないのかもしれませんが。そういえば昔、新宿を歩いていた時にセーラームーンとすれ違ったことがありますが、誰も反応していませんでした。

ところで、アシエスが大食いなのは、腹いっぱい食べるということが人間にとって重要だから、という理由らしいです。

「日本で生活しているとね、お腹いっぱい食べられるってことがどれほど得難いことか。なかなか分からんものさ」
(p.77)

得難いというのは、手に入らないという意味でしょう。お腹いっぱい食べたくても食べられないというだけなら、そういう人は日本にも案外たくさんいます。食べるものがないのではなくて、別の理由で。

ということで、今日の一言。

他人のことなんて、分かっているようで分かってないことの方が大半だろ。
(p.217)

そういえば私、最近よくドアに頭ぶつけたり、机の足を蹴ったりするのですが、どうも思った通りに行動できていないような気がしてきました。自分のことすら分かっていないようです。


はたらく魔王さま!20
電撃文庫
和ヶ原 聡司 著
029 イラスト
ISBN: 978-4049122046