Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

はたらく魔王さま! (19)

今日の本は「はたらく魔王さま!」の19巻です。

今回は千穂が企んで真奥も恵美も翻弄される、というストーリーです。アシエスが大食いで、食欲を満たせないと周囲を破壊する、というのは絶妙な設定ですが、どうやってこの設定を思いついたのでしょうね。そもそも空腹が続くと実際どうなるのでしょうか。地球は。

さて、マグロナルドのスタッフが実は人間ではないことに気付いた木崎のこの言葉、

この秘密を知ってしまった私達は、この後生きて帰れるのか?
(p.254)

まあ普通の反応ですね。ていうか普通はこんな冷静に判断できず、パニクると思いますが。

ということで本編は面倒なので、いつもの調子で気になった無関係なところに注目します。まず知らない間に乗馬スキルを身に付けている漆原の言葉。

学んだことが、人生のどこで役に立つかは本当に分からないなぁ。やー、ただ長く生きてることだけが取り柄の奴には分からないことだったかな!
(p.23)

いいこと言ってますが、ていうかあんた悪魔なんだから「人生」じゃないだろ。悪魔の一生って何と言うのが正しいのでしょうか。魔生?

ということで今日の一言。

我が子の幸せな未来以上に大切なことなど、この世には存在しない。
(p.87)


はたらく魔王さま!19
電撃文庫
和ヶ原 聡司 著
029 イラスト
ISBN: 978-4049120226