今日の本は「はたらく魔王さま! 0」です。0というのは何かというと、1巻の前のストーリーという意味らしいです。
メインは魔王サタンがルシフェルとアルシエルを仲間にして魔王軍を拡大していく話です。あと、エミリアがとかげを食べる話と、千穂が初詣に行く小話も入っています。
サタンとルシフェルの出会いシーンでのサタンの言葉。
普通じゃないことを誰にも知られていないのが、今の俺の強みだ。
(p.65)
手の内を全部見せるのは素人のやる事ですから。ちなみに、この時点では、ルシフェルが圧倒的に強い立場なのです。戦うと一瞬でサタンが負けてしまう。それを何とか説得して味方にして帰った後に、
自分の命を担保にするような賭けは、下策も下策ぞ。
(p.70)
カミーオのお叱りの言葉。本編ではボロボロの鳥のイメージしかありませんが。この頃はサタンの保護者のような役割になっています。
ルシフェルは飽きたらいつでも離脱していいという約束をしているので、サタンはいろいろ策を練って興味を引こうとします。サタンからルシフェルへの言葉。
戦いには目的に合った『勝ち方』ってものがあるんだ。それを間違えれば、うまくいくものもいかなくなるんだ
(p.82)
単に勝てばいいというものではないわけです。オリンピックの試合にも当てはまりそうですね。
このストーリーではサタンは弱者なのですが、どんどん強くなっていく秘密は、学習能力のようです。
この小僧は、本当に小さい頃から吾輩が色々と稽古をつけたが故、他者から学ぶということに特別長けているとも言えるかもしれぬな
(p.129)
いろんな魔族のスキルを吸収して自分も使えるように進化していくわけです。
今日の一言。
我慢すれば楽しいことがもっと楽しくなる。
(p.77)