Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

あさっての方向。

今日はアニメで「あさっての方向。」。2006年の秋アニメです。原作はコミックで、作者は山田J太さん。

ジャンルは入れ替わり系、というと分かりにくいですが、「君の名は。」のように精神が入れ替わってしまう話です。入れ替わるのは、小6の少女「五百川からだ」と、何歳だっけ、二十代の女性「野上椒子」。つまり大人と子供の入れ替わりです。

野上が昔付き合っていたのが「からだ」の兄の五百川尋で、からだと尋は血がつながっていない、というシンプルなややこしい関係です。

ちょっと違和感があるのが、大人の女性の体に入った「からだ」の行動です。小6の知識しかないので常識力に欠けているのはわかるのですが、ちょっと子供すぎるというか、小学校低学年のような感じです。

あともう一つ違和感があるのは、当事者以外の人達。心が入れ替わったということをそんなに簡単に信じられるのか、ということです。入れ替わり系のアニメもラノベもわんさか存在しますが、実際にそういうことが起こっても誰も信じないような気がします。本人しか知らないことといっても、事前に擦り合わせをしておけば騙せそうな気がするし、2歳や3歳の子供が大人の会話をすると流石に変だと思うかもしれませんが、12歳の体に大人の頭脳が入っていても、ちょっと大人っぽい程度で納得してしまうのではないか。逆に二十代の体に十代の頭が入っている人間は普通にいるような気もするし。