Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。

今日もアニメを紹介します。「勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。」。

勇者を目指していたら魔王が討伐されてしまって勇者の存在価値がなくなってしまい、勇者を目指していた主人公、ラウルは電気店の店員として働いています。そこに討伐された魔王の娘、フィノが就職する、というストーリー。

ファンタジーなのに設定が妙にリアルな話です。なろうとしたがなれない、というのはよくある話です。ちなみに電気店といっても、エネルギーは魔力という設定です。マジックショップでしたっけ。

近くに大手家電量販店が出来て顧客を取られてしまうとか、大手にはできないきめ細かい顧客サービスで生き延びる戦略を模索するとか、最初はしぶしぶという状況から、仕事をやるにつれて、やりがいとか楽しみを発見していくとか、ありふれたベタな設定で、特に目新しいものではありません。目新しいのは魔王の娘が店員をやっているという所です。

アニメではロアという技術者が出てくるのですが、現実世界の町の電気屋さんには修理力が高い店員さんがいるものです。そういう所がリアルとファンタジーで共有されているのは面白いと思いました。