今日はもう書く時間がないから雑記でいいや、と思ったのですが「雑記」という言葉が脳内から出てこないんですよ。症状【謎】が進化、いや、進行してませんかね。とりあえず、あと2日で1月コンプリートできるので、今日は忘却探偵シリーズから、「掟上今日子の色見本」でいきます。明日どうしようか。
ざっくりストーリーを紹介すると、今日子さんが誘拐されるという話です。まあいろいろ犯人もマヌケな対応をする割に、最後は逃げ切っているみたいですが。はて、一体誰が犯人と交渉するのだろう、といいますと親切守です。この人、助手ではないんですけどね。押切は今日子さんから、普段、このように指示されています。
私の寝室だけには絶対に這入らないでください。入ったらあなたを完全犯罪で殺害します
(p.28)
絶対に開けないでくださいという玉手箱パターンですね。普通こういう場合は開けてみるものですが、今回は開けなかったようです。隠館厄介にアドバイスをもらうときに、寝室に入ってみようかなとサラっと言ってみると、
殺されますよ!
(p.38)
と知ってるようなことを言います。
その寝室には、その部屋には何もありません。特に天井には何もありません。
(p.38)
天井に何があるかは他の作品を読めば分かります。まあそんなに大したものではないのですが。
さて、今回の話のタイトルに「色見本」という言葉が出てくるのは、誘拐されている今日子さんからのリクエストで、身代金ではなく服を持ってこいとか言われてしまうのですが、何色の服をと指定された後で、
わからないようであれば、色見本をご覧ください。どこかにあると思いますので。
(p.180)
どこかにあるとは、また頼りない話というか、もちろん今日子さんはどこにあるか知っているわけで、そこから画像の位置情報にまで発展するのですが、はて、その色見本があることを忘却探偵の今日子さんがなぜ覚えているのかというのが、忘れる前に作ったデータだから、というのはちょっと苦しいかな、と思いました。同じ服を二度と着ないトリックは、毎回クローゼットを見るから、でしたよね。
ところで、
「あら残念、冷たいんですね、私のボディガードは。鉄でできているのかしら」
(p.213)
鉄が冷たいとは限りませんね。熱いうちにウテと言いますし。