Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

NeuN

今日はコミックで、高橋ツトムさんの「NeuN」。表紙では最後の N は鏡像になっています。

Neun はドイツ語で9。なぜこのタイトルかというと、

ある人の精子
人工的に受精させる
ことで作られた
13人の子供が
ドイツの各地に
預けられ
育てられている
お前はその
9番目だ
(Epsode.1 ブラウシュテッペ)

その子供を殺せという命令が下されるのですが、子供を守れと命じられていたテオは、この命令を無視してノインと二人で逃亡する決断をします。舞台はナチスの支配する時代。逃げる間に、人間ががんがん殺されていきます。

なんで人間が生まれてきて
生きるのか? っていうことの
本当の意味を知らなきゃ
逆転は
できないんだよ
(Episode.12 生きることの意味)

キャラの中では、途中で仲間に加わるナオミがやたらカッコイイですね。 生死がテーマとして前面に出てきていることもあって、シブい台詞がたくさん出てきます。

人間は
生きるという宗教を
信じさせられているだけだ
(Epsode.27 Ende)


NeuN(1)
高橋 ツトム 著
ヤンマガKCスペシャ
ISBN: 978-4065101759

NeuN(2)
ISBN: 978-4065109076

NeuN(3)
ISBN: 978-4065127575

NeuN(4)
ISBN: 978-4065145111

NeuN(5)
ISBN: 978-4065169810