Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

魔法科高校の劣等生(26) インベージョン編

最近はコーランばかり読んでいましたが、今日は魔法科高校の劣等生から、26巻、インベージョン編です。この巻は、いきなりスターズの内乱のバトル。中盤の九堂光宣と七草家、十文字家とのバトル、そして後半の光宣と黒羽姉弟、九堂烈とのバトル。達也は師匠の九重八雲との訓練、パラサイトの乗った輸送機の襲撃、といった感じでバトル満載です。そんな中、

本日未明、大亜連合と新ソビエト連邦が戦争状態に突入しました
(p.223)

今でいえばロシアと中国の戦争です。大波乱です。戦争となればラスボスの達也の出番になるのですが、まだこの時点では日本は参戦していません。戦略級魔法が使える達也のこのセリフが面白いです。

あんなもの、使い所が極めて限定される所為で普段は役に立たないくせに、持っているだけでしがらみが山のように付いてくる
(p.243)

どう利用してやろうかと企んでいる悪い奴らがわんさかいるわけです。悪いわけではないのですけどね。皆、自分の利益を優先するものですから、そりゃいい事はないでしょう。

日本に逃亡中のリーナがCADを調整するときに下着を脱いでロングTシャツ一枚、というサービスカットもあります。達也の能力があれば服を脱がせなくても調整できそうなものですが、それは読者が納得しないですよね。

 

魔法科高校の劣等生(26) インベージョン編
佐島 勤 著
石田 可奈 イラスト
電撃文庫
ISBN: 978-4048939706