Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

雑記

今日はモーニングの発売日、最初に行ったコンビニでは売り切れていたので少し遠いところまで行って買ってきました。ドラゴン桜2に林先生登場。いつ出るの?

今回、読み聞かせの話が出てくるのですが、今読んでいる「天才を考察する」にも、こんな話が出てきます。

本の読み聞かせの回数が少ない親との比較において、秋期に本の読み聞かせの回数が多いほうが、読み書き能力の並行試験の成績がよく、その年度中の進歩が大きいとわかった。親の教養のレベル、親の読み書き能力のレベル、家庭に本があるかどうかの影響を調整しても、その結果は変わらなかった。
(p.358)

この本は、才能が遺伝子だけではなく環境に大きく依存するということが書かれているのですが、引用したところは、親の教養レベルが遺伝子や環境として子に継承されているのではないか、という仮説を立てて実験したという話で、結局、幼児期の読み聞かせが最も読み書き能力に大きく影響したというオチなのです。

英語を話す集団では、生後14カ月で、週に数回、あるいは毎日本を読むことが、語彙と理解力に大きく関係していた。
(p.357)

遺伝子とは無関係に、子供に読み聞かせると、学力が上がるわけです。しかし、受験生になってからそういうことを言われても、なんだかなぁ…ですよね。

 

天才を考察する―「生まれか育ちか」論の嘘と本当
デイヴィッド シェンク 著
David Shenk 原著
中島 由華 翻訳
早川書房
ISBN: 978-4152093226