Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

魔女の宅急便

これ日本人で知らない人いるのですかね。9割以上の人が知っているような気もするのですが、ちなみに私はLDを持っています。LDは知らない人多数でしょう。レーザーディスク(笑)。アナログレコードはしぶといマニアが支持して今でも売れるそうですが、レーザーディスクはあり得ませんよね。

魔女が町にやってきたというので最初は怖がられるのですが、ほうきが壊れて飛ぶのが下手になったら途端に人気が出ます。

「へたになったらすかれるなんて、おかしなこと。かあさんもここまでは気がつかなかったみたい」
(p.113)

世の中にはいろいろ不思議なことがあるのです。同じモノなのに、高くしたら売れ出したとか。マズいという口コミが拡散してお客が殺到したとか。

これも発想が面白かったですね。

男の子にあげる詩なんて、いったいどんなことが書いてあるのでしょう。あの人はあんなにきれいだったしおとなっぽいから、きっとすごいことが書いてあるにちがいありません。
(p.146)

そりゃもうモノスゴイことが書いてあるに決まってるじゃないですか。こんな所に書いたらほにゃらら法に触れるとかいって警察が飛んでくるので書けないですよ。なにが。


魔女の宅急便
角野 栄子 著
角川文庫
ISBN: 978-4041007914