Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

雑記

今日も忙しくて本どころではという日でしたが、ちょっと隙間時間を使って、2日に紹介した「受験脳の作り方」をチェックしていました。

後半で、人間の記憶とコンピュータの記憶を比較しているところがあります。人間じゃなくてイヌかな。イヌとコンピュータの違いについて、

コンピュータは一回の記憶で完全に学習できます。
(p.151)

というのですが、それは一見正しいようだが実は不十分です。コンピュータは確かに、一度保存したデータは殆ど確実に正しく読み出せます。しかし、その速度が問題になることがあります。

Windows を使っている人は「インデックス」という言葉をどこかで見たような気がするのではないでしょうか。インデックスというのは、高速検索するための情報です。人間の記憶でいえば、思い出すためのヒントのようなものです。

保存したデータには「インデックス」を付けることで素早く引き出すことができるわけです。データベースを使うプログラムを設計するときには、これが性能を左右するので、重要になります。単に保存するだけでなく、どこに保存したという情報を付加することで、使えるようになるのです。

「脳が認める勉強法」でも紹介しましたが、レミニセンスという現象があります。一度覚えた内容が、その日よりも数日後の方がよく覚えているというものです。個人的には、これは、脳内にインデックスができるのに3~4日かかるためではないかと予想しています。